<NTTドコモビジネスレディス 2日目◇2日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6704ヤード・パー72>
昨年、ここ浜野で復活優勝を遂げた菅沼菜々は、生まれ変わった新規大会でもその強さを見せつけている。6バーディ・1ボギーの「67」は、「ピンチはほとんどない」という危なげないゴルフだった。
肌寒さもあった第1ラウンドは「65」。悪天候で一日中止を挟んだが、その勢いは止まらなかった。「大好きなコースで印象もいい。ショットも安定している」。自信をのぞかせるように声のトーンも上がる。一方でプレーは冷静だ。スタートから14番まで、1ホールおきに小気味よくバーディを奪い、スコアを積み重ねていった。
プロアマでは、「盛ってるって思われそうですが…。(飛距離が)10ヤード伸びました」と謙遜していたが、その言葉どおり、同組の菅楓華、青木瀬令奈を常にオーバードライブ。さらには16番(421ヤード)では、フォローとはいえ「290ヤードは飛んでいた」というビッグドライブで、ギャラリーからどよめきが起きた。
第1ラウンドの平均ディスタンスでは『263.5ヤード』の全体3位で、パーオン率は94%(17/18)の全体1位タイ。「楽しみ」と、第2ラウンド後のスタッツも心待ちにする。
フェアウェイ中央に木が配置された17番パー5では、スタイミーとなるセカンドで直ドラも披露。グリーン手前30ヤードまで運び、楽々のバーディで、またもギャラリーを沸かせた。「調子がいい時は直ドラができる感覚がある」。こうしたプレーからも、自信の一端が垣間見える。
午前組の最終組だったが、とにかくプレーが速い。3人とも構えてからの動きに無駄がない。前の組に追いつく場面もあったが、「みんなプレーが速いのでいいリズムで回れた」ことも好調の追い風となっている。
「ロングで2オンできるのは大きいですし、自分の中で曲がらないという自信がある。 優勝できてもできなくても、こういう位置で戦える選手が強いと思うので、楽しみながら一打一打に集中したい」。ホールアウト時点で首位のトータル12アンダーというスコアを支える、言葉の端々からにじむ自信。それだけ今の菅沼は乗っている。(文・齊藤啓介)
