<みずほアメリカズ・オープン 初日◇7日◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735ヤード・パー72>
ニューヨーク・シティからほど近いニュージャージー州のマウンテンリッジCCが今年の「みずほアメリカズ・オープン」の舞台。初日の早朝、午前7時37分スタートのツアー通算5勝のミシェル・ウィー・ウエスト(米国)は「ぜんぜん緊張していない…と思っていた」という。それが1番ティイングエリアに立つと「わあ…どういうこと?」と驚いた。
「ホールが突然小さく見えて…2フィート(約60㎝)のパットも『絶対に入らない』 と思ってしまった」。1番はパーで切り抜けたが2番から3連続ボギー。5番でトリプルボギーにすると9番はダブルボギー…前半はまさかの「44」と崩れた。
後半は持ち直し「38」。それでも『82』の大叩きでブービーの118位で初日を終えた。
ウィーはこの「みずほアメリカズ・オープン」の大会ホストを務めている。今回はスポンサー推薦での出場となった。それには大きな訳がある。2014年の「全米女子オープン」覇者のウィーは本戦の出場権を持保持しており、ロサンゼルス郊外の名門・リビエラCCで開催される「全米女子オープン」(6月4日開幕)への参戦を決めたからだ。
23年のペブルビーチGLでの全米女子オープンを最後にツアー競技から引退したウィーは現在36歳。夫のジョニー・ウエスト氏との間に24年には第2子が誕生している。
「全米女子オープンまでに、きょうプレーができて本当に良かった。どれだけ練習をしても、どれだけ大金がかかっていても、トーナメントの初日の経験に勝るものなんてなにもない」と久しぶりの競技に百戦錬磨のウィーでもガチガチだった。そのウィーを支えたのはキャディを務めたウエスト氏。
「夫はずっと私を励まし続けてくれた。自分がゴルフで築き上げたものをとても誇りに思うし、プレーする機会を得られたことは心から幸運だと思っている」と振り返った。
このラウンドから得たことは「後半はすごく良いパットが打てたこと」と12番以降のパープレーに胸を張った。
「クロウグリップがすごく上手くいった。今週も全米女子オープンも戦う。これからはずっとクロウグリップ、もし私がクロスハンドグリップをしていたら『するな!』 とロープの外から叫んで」とウィー。2日目の巻き返しに期待をかけた。(文・武川玲子=米国在住)

