<ブリヂストンレディス 3日目◇23日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
今季1勝(通算2勝)、現在メルセデス・ランキング2位につける菅楓華は、首位に立つ入谷響との2打差を追う最終日に臨む。
前日の悪天候の影響を色濃く残すような肌寒い一日。そのなかで5つのバーディ(3ボギー)を奪い、トータルスコアを6アンダーまで伸ばした。1番パー4は15メートルのバーディパットを沈める、派手な立ち上がり。「先週からフィーリングがいい。強く浅目に(ラインを)読むことを考えている」というパットが、スコアメイクを支えている。
今季の平均パット数はパーオンホールが『1.7275』で1位、1ラウンド当たりも『28.2121』の2位と好調。今週も第1ラウンド、第2ラウンドともに『28』と安定している。最終日もここがカギを握りそうだ。
ただ、苦笑いを浮かべる要素が「課題」と話すアプローチ。12番ではそこが決まらずスコアを落とすと、続く13番では連続ボギーを叩いてしまった。「引きずってしまった。ちょっと力が入ったり。気持ちの問題だと思います」。初日の首位からは一歩後退したが、集中は切らさず上位をキープした。
優勝賞金1800万円が懸けられた今大会で今季2勝目を挙げると、現在8552万891円のシーズン獲得賞金が“大台”の1億円を突破する。開催11試合目での到達となれば、2023年の山下美夢有、25年の佐久間朱莉の15試合目を抜いてツアー史上最速記録を樹立。出場11試合目での達成は18年の鈴木愛、22年の西郷真央に並ぶ歴代タイ記録になる。
さらに昨年は1億640万4033円を稼ぎ出しており、最終日時点の21歳7日で2度の1億円超えとなれば、宮里藍、山下に次ぐ年少3番目の記録。また、5月24日の達成なら、23年の山下が持つ6月11日を破る最速突破日になる。逆転すれば記録ずくめの勝利が待っている。
競技が中止になった22日は、コースで1時間ほど待機した後、外の練習場に出て100球ほど打ち込んでショットの調整も行った。この日の最終18番も10メートルをねじ込んでのバーディ。「明日につながる」と気分よくグリーンを降りることができた。アプローチについては「そうならないように乗せます」と言って笑う。
最終日最終組入りは、優勝した3月の「台湾ホンハイレディース」以来、今季2度目。ここ最近は上位争いになかなか絡めていなかったため、「ひさしぶりなので気持ちが空回りしないように」と気を引き締める。とにかく冷静に、同じ2005年生まれの同級生・入谷の背中を追いかけていく。(文・間宮輝憲)
