加齢や猫背、運動不足は、骨盤の可動域を狭める「フリーズ骨盤」の原因となる。放置するとお尻や太モモの筋肉が衰え、足腰の弱体化や代謝低下による肥満(ぽっこりお腹)、さらには血管系疾患のリスクを高める。骨盤底筋群の衰えによる尿漏れも深刻だ。
対策は、骨盤の「前傾・後傾」「挙上・下制」「回旋(歩行やスイングのひねり)」の3つの動きを体に思い出させること。一度サビを落として「スムーズ骨盤」になれば、日常の歩行だけで自然とほぐれ、固まりにくい体へと変わっていく。
そこで、今回は「回旋」に効果的なエクササイズを紹介する。バックスイングでは右に、フォロースルーでは左に骨盤を回旋させる必要があるため、しっかりほぐしてナイスショットを目指したい。
■ 骨盤を回旋させる「骨盤プロペラ」
骨盤は水平をキープしたまま、左右均等に回旋できるのが理想である。しかし、足を組むなどの生活習慣によって、左右差が出ている人も少なくない。まずはそのズレを正していこう。
【やり方】
1.真っすぐに立ち、体の横に両手を広げて親指と小指をつける(キツネの手の形)。
2.顔と胸は正面に向けたまま、骨盤だけを左へ、右へと交互に回す。
3.勢いで振るのではなく、いったん正面に戻してからゆっくり動かすのがポイント。
※回しにくければ、はじめは上半身ごと回してから、顔と胸だけを正面に戻してもよい。
回数:左右交互に30回
■骨盤マニア KAOさん
こつばんまにあ・かお/一般社団法人日本骨盤協会代表。ヨガ指導者としての活動を経て、骨盤に着目した体作りのメソッドを確立。生徒の中には、骨盤ケアでスコアが伸びたゴルファーも。著書に『結局、骨盤がすべて解決してくれる』(Gakken)がある。