<ブリヂストンレディス 2日目◇22日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
遅延→中断→中止と、目まぐるしく状況が変わった2日目の判断について、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小澤瑞穂競技委員長は「予測不能な天候だった」と話した。早朝に雷雲が発生し、2時間30分のスタート遅れが発生したものの、当初は徐々に天候が回復することが見込まれていた。しかし、逆に風雨は激しさを増していき、午前11時18分に中断、そして午後0時45分に中止が決まった。
さらに、この日プレーした選手のスコアは“無効”となり、競技は54ホールに短縮。あす23日(土)に第2ラウンドを仕切り直すことになった。これについては「きょうは大雨、大風の状況だけど、あすは穏やかになる予報。ラウンドを取り消さないとアンフェアになると判断し、キャンセルにしました」と説明する。
遅延した時点で、あすへの順延は避けられず、サスペンデッドになることが基本線ではあった。それも「ここまでひどい状況は予測不能。午前9時過ぎには小康状態になる予報が外れ、ものすごい大雨と大風になった。フェアではない」とやむを得ない判断だったことが強調された。
6ホールを消化して1ボギーと耐えていた青木瀬令奈も、自分でも天候チェックをしていたため、当初の予報が外れたことは理解している。「やるならばやりたかった。だけど、あす、あさっては今のところ天気がいいので、きょうやる選手たちは不利になる。足並みをそろえて、というのはみんなが思うところだと思います」と話した。
初日は雨が強く全体的に伸び悩んだ午後組に入り、2日目は大雨のなかプレーすることを強いられた午前組だったことについても、「与えられた時間帯でのプレーを全うするだけ。逆に楽しみながらやっていました」と受け入れている。あすも午前7時20分と早朝に競技を開始。連日の午前3時30分起きになるため、この後は「1回寝てから夕飯を食べるか、食べてから寝るか考えます」と、疲れた体を休めることを最優先にする。
ちょっぴり悔しそうな表情を浮かべたのは、きょうプレーしたなかで唯一伸ばしていた天本ハルカ。6ホール消化時点でバーディ1つと奮闘していた。「仕方ないこと。やるなら頑張ろうと思っていた」。中断のホーンが鳴らされた時は、その音が聞こえず、前半16番のバーディパットを打ったところ。この直後に、クラブハウスへ引きあげないといけないことを知った。それを聞いた時のことは「風も強かったですし、『まー厳しいよね』って感じでした」と振り返る。
「バンカーもドロップする場所もなかったり、何度か競技委員さんが必要だなという感じにもなっていた。私たちはトップスタートでしたけど、なかなか厳しかったですね」。刻一刻と状況は悪化。そんななかで13番ではグリーン奥からのアプローチを決めてチップインバーディを奪ったが、これも“幻のプレー”になってしまった。
JLPGAによると、ラウンド開始後に中止になったのは、昨年11月の「TOTOジャパンクラシック」最終ラウンド(R)以来のできごと。この時は畑岡奈紗と荒木優奈の2人によるプレーオフを行い、畑岡が優勝している。
この他にも2021年の「日本女子オープン」(2日目スタート後に中止→予備日を使用)や、23年の「ニトリレディス」(4Rスタート後中止が決定。3人のプレーオフへ)など、過去にも数例ある。なお、あすは午前7時に第2R開始が予定されている。
