<ブリヂストンレディス 3日目◇23日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
前日、強い雨風のなかプレーしたが無効となった尾関彩美悠は、アテストを終えると「長くて疲れました」と一言。仕切り直しとなった第2ラウンドを、午前組でプレーした選手のなかではベストタイとなる「71」で終えた。
「朝は寒いし、風も強かったので難しかったけれど、(10番からの)前半を2アンダーで伸ばせたのがよかったです」。この日も風が吹き、難しいという意味では前日と変わりはない。「毎日3アンダー」という目標には及ばなかったが、「でもこのコンディションのなかアンダーパーで回れてよかった」と及第点とも言えるスコアだ。
今後につながる発見もあった。「昨日、ショットで試したいことがあった。3ホールだけでしたけどやってみたらうまくいった。それがきょうにもつながった気がします」。それはリズム。とにかく「ゆっくり」を心がけた。するとそれが難しいコンディションのなかでも「ショットがよかった」とハマる。
コース、バンカーが刻一刻と水浸しになっていく光景が広がった前日のことを思い出すと、もはや笑ってしまう。「10番からスタートして、ドライバーがめっちゃ当たっても180(ヤード)くらいしか飛ばなかった。2打目もスプーン(3W)でも届かなくて過酷でした」。長い長い予選ラウンドだった。
2024年以来のシード復帰を目指す今季は、開幕から3試合連続など予選落ちが6試合と苦しい時間が続いている。それでも、これで「ワールドレディスサロンパスカップ」から3試合連続で決勝ラウンドに進出。上昇気流に乗りかけてもいる。そのモチベーションを高めているのが、2週後に控える「全米女子オープン」(6月4日開幕、リビエラCC/カリフォルニア州)の存在だ。
4月20日に千葉県で行われた最終予選会では、4枠に対し次点の5位で補欠1番手になったが、その後、出場権がおりてきた。ランカスターCCで開催された24年大会以来2年ぶり2度目の出場。この時は予選を通過し36位タイという成績を残している。「すごく自信になった年でもあったので、今年もいい勉強だと思って、いろいろ学んで帰れたらいいなと思います」。復調への特効薬になるかもしれない。
今週は大変な4日間になるが、この後もハードな日程を組んでいる。来週の4日間大会「リゾートトラスト レディス」(28日開幕)に出場し、月曜日に渡米。全米女子オープンから帰国後の「宮里藍 サントリーレディスオープン」(6月11日開幕)にも出場するつもりだ。
「順位的に休める位置ではないので」。現在メルセデス・ランキングは97位で、5試合後に控える第1回リランキングは暫定48位。メジャーも含め、とにかくポイントを稼ぐために歯を食いしばる。
短縮競技になっても、ポイント配分は4日間大会のものが適用される。2オーバー・36位タイで迎える最終日。「ビッグスコアで(ランキングを)安心できる位置まで持っていきたい。上位を目指して頑張ります」。弱音は吐かず、今後の道を切り開く一日にしたい。(文・間宮輝憲)
