ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

「高さ」に悩んだロングゲームの不安解消? レフティ・細野勇策がメジャー即投入の新武器【男子ツアーの“ヒトネタ”】

細野勇策は、今週から新アイアンを投入! その感触やいかに。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年5月23日 08時25分

<日本プロゴルフ選手権 初日◇22日◇三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース(岐阜県)◇7337ヤード・パー72>

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」が行われている、三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース(岐阜県)から。

【写真】細野勇策のニューアイアン、ソール幅がこんなに違う⁉



開幕前日の練習場で、ツアー初優勝を狙う22歳レフティ・細野勇策がピンの新モデル『G440』の6番アイアンを試し打ちしていた。開幕戦では『i230』を使用していたが、4番、5番アイアンをG440の5番、6番アイアンにスイッチした。

そして初日に6バーディ・4ボギーの「70」で回り「手応えを感じています」と話した。なぜ、ロングアイアンのみを変更したのか?

以前から悩んでいたのは、「4、5番アイアン(の球の高さ)が少し低くて、グリーンキャッチしているけど止まらないことが多かった。6番アイアンはいまのi230で対応できているのに、その2本(4番、5番)ができていなかった」こと。そこで試したG440の6番アイアンが、5番アイアンに求める弾道の高さが出て、「けっこう高い! しかもキャリーの距離もほぼ同じ」と目を丸くさせ、好感触を得た。

ボール最高到達点が高くなることで、落下角度が増えてグリーン上で止まりやすくなる。練習ラウンドでも良さを実感し、悩みのない6番アイアンまでは残し、上の2本にG440を投入。ロフト違いの6番アイアンが2本というセッティングになった。

ピンの担当者によると、もともと使用していたi230の5番アイアンのロフト角26度に「完全に合わせて」、G440の6番アイアン(元は25.5度)でテストを行ったという。キャリーの距離はほぼ同じで、アイアンの性能から5ヤードほど高さが上がった。「ロングアイアンに高さを求めたり、苦手意識を持たれるアマチュアの方にはいいと思います」と説明した。

今回のコースは7337ヤードで、450ヤード超えのパー4が3つ、220ヤード超えのパー3が3つあるなど、昨年コースの7165ヤードよりも長く、ロングゲームが増える。グリーンのコンパクションは25~26と硬く、スピンがほどけやすく止まらない。結果、パーオン率が低くなりやすいのだが、「高く飛んで、(グリーンで)止まってくれれば、狙った位置に打ちやすい」と狙いやすくなった。

初日のラウンドを終え、予想は現実となった。「球の高さが出るし、打ちやすい。もう少し慣れていければいいかな…」と、手に馴染めばより武器になると感じている。

「前半は久しぶりにいいゴルフができたので、あすの午前スタートでまたいいゴルフがしたい。悪い感覚はなくいけるかな」と意気込んだ。難セッティングに立ち向かえる“やさしくて強い”味方とともに、少しでも上位で週末に進みたい。(文・高木彩音)

関連記事

この大会のニュース

JGTOツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. 国内女子
    開催前
  2. 米国男子
    開催前
  3. 米国男子
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    イスコ選手権
  4. 米国女子
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    アムンディ・エビアン選手権
  5. ステップ・アップ
    開催前
    2025年7月10日 7月12日
    ロイヤルメドウカップ
  6. DPワールド
    開催前
  7. DPワールド
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    イスコ選手権
  8. LIV GOLF
    開催前
    2025年7月11日 7月13日
    LIVゴルフ第10戦 at アンダルシア
  9. アマチュア・その他
    開催前

おすすめコンテンツ

関連サイト