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中島啓太が日本で魅せた“圧巻の一打” 単独首位発進に「予想以上の結果」

昨季賞金王・中島啓太が絶好のスタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年11月28日 18時10分

<ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日◇28日◇東京よみうりCC(東京都)◇7002ヤード・パー70>

昨季の賞金王で、今年からDPワールド(欧州)ツアーを主戦場としている中島啓太が、今季3度目となる日本の地で好発進を切った。

河本結キャディがニッコリ【写真】

ツアー上位選手のみが出られる最終戦に、今年3月の欧州ツアー「ヒーローインディアンオープン」で優勝した資格で参戦。その初日を8バーディ・3ボギーの「65」で回り、5アンダー・単独トップに立った。ただし、本人は「前半の結果だけ見れば5アンダーで良かったですが、ミスショットが何発か出ていたので、後半の3ボギーはそのまま結果に繋がってしまったかなと思います」と、決して満足はしていない。

前半は3番でバーディを先行させ、ボギーなしの5アンダーで折り返した。しかし、後半に入ると「いいショットと悪いショットの差が大きくて」とショットが崩れ始めた。11番でボギー、13番からは2連続でスコアを落とした。「風の読みが本当に難しい。風が出てきたタイミングでミスをしているので、もっとスイングをしっかりしたかった」とコンディションの変化に対応できず、悔しさをにじませた。

それでも「3ボギーはもう引きずらなかった。うまく切り替えることができた」と話すように、15番パー3でティショットをピン左30センチにつけてバーディ。続く16番パー4では2打目をピン右80センチに寄せ、17番パー5ではアゲンストの風に押されながらも2打目を10メートルの位置につけた。ここからの2パットで3連続バーディを奪取し、勢いを取り戻した。

さらに、“魔のグリーン”が待ち構える名物の最終18番では「すごい!」「すばらしい!」と観客を沸かせる圧巻のプレーを披露した。

強い傾斜が特徴で、奥からのパッティングやアプローチではグリーンを外す危険もある。ティショットを右ラフに外した中島は、カップから「5メートル」左の地点を狙ってボールをキャリー。ボールは大きくスライスしてカップに迫った。惜しくも80センチほど逸れたが、チップイン寸前のナイスアプローチで大歓声がコースに響き渡った。「ほとんど諦めていましたが、すごくいいアプローチが打てて、予想以上の結果でした」と満足げに振り返った。

今大会への出場を決めた理由のひとつに、地元(埼玉県)開催だった「日本オープン」でのリベンジがある。「最終日に優勝を狙える位置で、地元の友人やお世話になっている方がたくさん会場に来てくださっていた中、ノーバーディで終わってしまった。僕だけではなく、皆も悔しい思いをしたと思う。今週も(埼玉から)近いですし、皆来てくれると言ってくれたので、バーディを見せられる機会したい」。ファン、友人、家族、関係者への“恩返し”を誓った。

この日の8バーディは全体1位。プレー内容には課題を残しつつも、好発進となった。恩返しの気持ちを結果で示す4日間にしたい。(文・高木彩音)

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