オデッセイの“トウアップ・バランス”、『スクエア2スクエア』を投入した選手は元々何を使っていた?
オデッセイの新作パターの投入者レポート。
配信日時:2024年12月5日 22時15分
オデッセイから、国内男子ツアー終盤で投入された新作パターの動向に関するツアーレポートが届いた。「本日発売を迎える、トウアップ・バランスが特徴の『Ai-ONE スクエア2スクエア』に関して、国内男子ツアーの終盤戦でも動きがありましたので、ご報告します」と同社。
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今年も男女ツアーで圧倒的な使用率と勝率を記録したが、『GIRAFFE BEAM』をはじめ多くの新作パターが次々と投入され、終盤戦には『Ai-ONE』シリーズの中に加わったトウアップ・バランスの『スクエア2スクエア』(以下、S2S)が投入されていた。
オデッセイのツアー担当によれば、供給週の「日本オープン」では金子駆太が『S2S JAILBIRD』を実戦投入したそう。「Ai-ONE CRUISER ARMLOCK 7を使用していた金子選手ですが、『S2S JAILBIRD』をテストすると、ARMLOCKを使用するときにバックスイングで少し抵抗を感じていたのが、S2S JAILBIRDだと【抵抗がなくスムーズにストロークできる】とコメント。メジャーだけど投入するとのことでした」。
その他、『ストロークラボTEN CS』を長く使用する稲森佑貴も『S2S JAILBIRD』をテストして【とにかく簡単】と気に入ったが、大事なメジャー大会のために使用を見送ったそうだ。
また、その翌週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では、深堀圭一郎も『S2S JAILBIRD』を実戦投入。加えて、長野泰雅も『S2S #7』を投入したそう。「【スライスラインを思ったところに打ち出せる】ところを気に入ってくれました。Ai-ONE TRI BEAM 2-BALLを使用していましたが【それ以上に簡単】ともコメントしてくれました」。
その他、2日目から『S2S JAILBIRD』を実戦投入したのが浅地洋佑だった。「34インチのモノを実戦投入しましたが、翌週の『ダンロップフェニックス』では33インチバージョンを作成依頼があり、34インチと打ち比べて33インチを採用してくれました。【ショートパットの安定度が今までと違う】とコメントしてくれました」。
その「ダンロップフェニックス」では、同じくショートパット対策で竹安俊也も『S2S JAILBIRD』を実戦投入。「Ai-ONE TRI BEAM 2-BALL BLADEを使用していたプロから『ショートパットが入らない』と相談があり、S2Sの特性を説明してテストすると【非常にショートパットが安心して打てるようになった】とコメントしてくれ即採用となりました」。
オデッセイとしては、久々の“トウアップ・バランス”の採用をした話題作。終盤戦はどうしても大事な試合が続くため採用が少なかったが、オフを経た来シーズンには、もっと多くの選手のバッグに収まっていてもおかしくない。