それは誰にも起こりうる。大切なのは、それでも踏ん張り、追い上げて、どこまで挽回できるか。その結果が、シーズン最後に開催される最終戦への出場可否という形になって表れる。
プレーオフを戦い抜き、年間王者に過去2回(2007年、2009年)も輝いたのは、タイガー・ウッズただ一人。そのウッズですら、不調に陥れば、プレーオフに出られなくなった。だが、戦線復帰して優勝争いにも絡み、奮闘してきた今季は、2013年以来のプレーオフ進出、そして最終戦進出を決めた。
逆にジョーダン・スピースはメジャー3勝、元世界一でありながら、体調もゴルフも不調にあえいだ今季はプレーオフ第1戦を43位で迎え、ランク31位で最終戦進出を逃した。
そんな中、プレーオフ第1戦を76位で迎え、ランク27位で最終戦進出を決めた松山の追い上げと頑張りは大きな評価に値する。
今年2月の左手故障以降、不調になった松山は、マスターズでも全米プロでも優勝争いする上位選手たちがスタートしていく時間帯にプレーを終え、「こんなところで回っているのは到底納得できない」「悔しい」といらだちや怒りを見せていた。