<ACNチャンピオンシップ 2日目◇4日◇三木ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6993ヤード・パー71>
ホストプロの堀川未来夢が第2ラウンドを5バーディ・2ボギーの「68」で回り、トータル10アンダー・暫定4位タイで2日目のプレーを終えた。「第1ラウンドの残り5ホールを消化してからの第2ラウンドだったので、ホール数を多くこなして非常に疲れましたけど、正直ゴルフの調子はあまり良くないので、なんとか耐えられたかなというような感じです」と長い1日を振り返った。
今季の堀川は、5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」の3位タイが最高で、トップ10入りは4回。賞金ランキングは32位につけているが、悩みはつきないようだ。「一時はイップスみたいになっていたパッティングが今はそんなに不安ではない。でも、次はドライバーとアイアンがすごく不安です」と次なる悩みが襲ってきた。
そんななか、今週からドライバーのシャフトチェンジをすることを決断した。グラファイトデザインの『TOUR AD PT』から9月に発売された新モデル『Tour AD GC』に変更した。「PTのシャフトが最近の大きめのヘッドにはちょっと合っていないかな」。先週の「バンテリン東海クラシック」で、永久シードの“レジェンド”片山晋呉に相談した。
「何本かシャフトを試したなかで、GCがインパクトの瞬間のフェースの振動がすごく少なかった。試合でもミスの幅が狭くなりました」。石川遼をはじめ、多くのプロが投入している“ニューシャフト”に好感触を得ている。
試合では、15番ホールで大会を中継する関西テレビのピンマイクをつけてプレーをした。「ピンマイクをつけてYouTubeをいつも撮っているので、そのへんは何も思わずプレーはできました。聞いてくれている人がいたと思いますので、なるべく自分の思った心の声を言葉に出して、1ホールプレーしました」。6月に選手会が主催した「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」から始まったこの企画。ゴルフ中継を盛り上げるひとつの“ブーム”となっている。
3日目は堀川や平田憲聖をはじめ、ホストプロたちが大会を主催するACNのイメージカラーでもある青色のウェアを着用する。「去年以上に気合が入っています(笑)。ACNメンバーの方たちもすごく応援してくださいますし、チームACNの契約プロも皆で一丸となって大会を盛り上げたい」。ツアー通算5勝目に向けて、気合を入れ直した。(文・神吉孝昌)