28日、今年で51回目を迎える「ダンロップフェニックス」(宮崎県・フェニックスカントリークラブ、11月14〜17日)の記者発表会が、宮崎県内のシーガイアコンベンションセンターで行われた。国内勢のエントリーに先駆けて海外勢の招待選手が発表された。
招待選手はアクシャイ・バティア(米国)、テイラー・ペンリス(カナダ)、マックス・マクグリービー(米国)の3選手で、いずれも大会初出場となる。
インド出身の両親を持つバティアは、ジュニア時代から米国代表として国際競技に出場し活躍。2022年に米下部のコーン・フェリーツアーで勝利を挙げ、翌シーズンからPGAツアーに参戦。現在世界ランキング31位と3選手の中で最上位に位置する。昨年の7月に行われた欧米共催となる「バラクーダ選手権」で初優勝。今季も「バレロ・テキサス・オープン」でデニー・マッカーシー(米国)とのプレーオフの末に通算2勝目を手にしており、波に乗る注目のレフティだ。
現在、世界ランキングで45位のペンリスは、今年5月の「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」で初優勝。「プレジデンツカップ」でも世界選抜のメンバーとして選出されている。今季のドライビングディスタンスは313.6ヤードで11位に入る飛ばし屋だ。また、マクグリービーは20年に「プライスカッター・チャリティ選手権」でコーン・フェリーツアーで初優勝。今季も同ツアーで2勝を挙げ、ポイントランキングで2位に入り、来季のレギュラーツアーの出場権を獲得している。
歴代優勝者にはセベ・バレステロス(スペイン)、トム・ワトソン(米国)、アーニー・エルス(南アフリカ)、デビッド・デュバル(米国)、タイガー・ウッズ(米国)、ルーク・ドナルド(イングランド)といった各時代を彩った名選手が並ぶ。国内男子ツアーの選手たちを加えた84人が賞金総額2億円、優勝賞金4000万円をかけて宮崎の地で火花を散らす。