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T・ハットン流、メンタル術で初優勝!【舩越園子コラム】
T・ハットン流、メンタル術で初優勝!【舩越園子コラム】
配信日時: 2020年3月9日 03時00分
ハットンは、なぜ絶え間なく「何か」をしながら戦っていたのか。その話は、3年前の「マスターズ」に端を発している。
2017年、ハットンは生まれて初めてオーガスタ・ナショナルの土を踏んだ。11年にプロ転向。16年には欧州ツアーで初優勝を挙げ、その資格でマスターズ出場資格を手に入れて、喜び勇んでやってきた。
だが興奮で注意力散漫だったハットンは、水曜日のパー3コンテストの際、地面にたまっていた松の葉の枯葉で足を滑らせ、転倒。右手首を痛めた。本戦では『80』、『78』を叩いて、あえなく予選落ち。メンタル面をまるでコントロールできなかったことを、ハットンは何より悔いたそうだ。
以後、右手首の痛みは日常的になり、ひどく悪化した昨年11月から今年2月末までの3カ月以上、戦線離脱を余儀なくされた。だが、ハットンは「よし! これで存分にレッドワインとゲームを楽しめる」と気持ちを切り替え、実際にこれを「敢行」した。
アスリートとして最もつらいドクター・ストップという状況を、あえてエンジョイし、心身ともにリフレッシュされたハットンは、明るい表情で2月末の「メキシコ選手権」から戦線復帰し、いきなり6位タイ。そして復帰わずか2試合目の今大会で待望の米ツアー初優勝を飾った。
毎年、ベイヒルの重い芝、硬く速いグリーン、そして強風は選手たちを苦しめる。だが、今年のベイヒルはことさらに難しく、ブルックス・ケプカは3日目に自己ワーストの『81』。ローリー・マキロイは優勝争いに絡むチャンスにありながら最終日前半に『40』を喫し、5位タイに終わった。
2017年、ハットンは生まれて初めてオーガスタ・ナショナルの土を踏んだ。11年にプロ転向。16年には欧州ツアーで初優勝を挙げ、その資格でマスターズ出場資格を手に入れて、喜び勇んでやってきた。
だが興奮で注意力散漫だったハットンは、水曜日のパー3コンテストの際、地面にたまっていた松の葉の枯葉で足を滑らせ、転倒。右手首を痛めた。本戦では『80』、『78』を叩いて、あえなく予選落ち。メンタル面をまるでコントロールできなかったことを、ハットンは何より悔いたそうだ。
以後、右手首の痛みは日常的になり、ひどく悪化した昨年11月から今年2月末までの3カ月以上、戦線離脱を余儀なくされた。だが、ハットンは「よし! これで存分にレッドワインとゲームを楽しめる」と気持ちを切り替え、実際にこれを「敢行」した。
アスリートとして最もつらいドクター・ストップという状況を、あえてエンジョイし、心身ともにリフレッシュされたハットンは、明るい表情で2月末の「メキシコ選手権」から戦線復帰し、いきなり6位タイ。そして復帰わずか2試合目の今大会で待望の米ツアー初優勝を飾った。
毎年、ベイヒルの重い芝、硬く速いグリーン、そして強風は選手たちを苦しめる。だが、今年のベイヒルはことさらに難しく、ブルックス・ケプカは3日目に自己ワーストの『81』。ローリー・マキロイは優勝争いに絡むチャンスにありながら最終日前半に『40』を喫し、5位タイに終わった。