今大会でウッズはただの1度も勝利を挙げられず、「それが最大の敗因」という意味合いのフレーズがSNS上で次々に発信され、ウッズ自身、それを受け入れていた。
「僕は0勝4敗。欧州側に4ポイントを与えてしまった。米国が優勝カップを手離すことに貢献してしまった要因の1つは僕だった。それが残念でならない」
どちらかが勝てば、どちらかが負ける。名誉とプライドをかけて戦うからこそ、どちらも熱くなる。だからこそ、米欧のどちらでもない他国のゴルフファンにとっても面白い。
しかし、あと味の悪さだけは残してほしくない。そうなってしまったら、ライダーカップが素晴らしい大会ではなくなってしまう。
米国チームが10対6から奇跡の大逆転勝利を収めた1999年大会では、敗北した欧州チーム全員が米国チームのマナーに腹を立て、会見場の椅子を一斉に蹴り倒して去っていった。その場面を間近で目撃した私の中では、以後、何年もの間、ライダーカップと恐怖が結びついて離れなかった。