1日まで行われていた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストから一夜明けた2日、合格者26人が参加する『入会式』が行われた。
午前中から集まった選手たちはオリエンテーションの後、式に出席。ここで小林浩美会長から認定証が手渡された。さらにトップ合格の寺岡沙弥香による、今回合格した97期生を代表した誓いの言葉も。「これからプロゴルファーとしての責任と誇りを胸に、何事にも挑戦していきます。一打一打に心を込めて、自分を信じ、常に進化を続けていきます」などの決意を表明した。
よろこびに浸る暇もなく、ここからルーキーたちは来季の出場権をかけたQTに挑んでいく。寺岡はトップ合格の、都玲華は今季ステップ・アップ・ツアー優勝の権利で11月26~29日に葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C (静岡県)で行われる最終から、それ以外の選手たちは11月19日から3会場で行われる1次から再び厳しい戦いに臨む。
入会式後に寺岡は取材に応じ、「200件くらい(メッセージが)届きました。まだ全部返せてないです」と祝福の嵐だった前夜の様子を明かす。誓いの言葉については、「めちゃくちゃ緊張しました。お母さんと一緒に考えて…ほぼお母さんが考えてくれました(笑)」という“舞台裏”もあったようだ。今後はトップ合格者として注目が集まるが、「みんな差はないので、そこはあまり意識せず」という気持ちで選手として一歩を踏み出す。
ファイナルQTに向けては「今週はドライバーが悪かったのでしっかり調整したい」と、すぐさま練習に取り掛かるつもり。それが終わると新人戦、そしてオフにはいっていくが、「ボーリングがやりたい」というのが今の小さな願い。しっかりと息抜きもして、ルーキーイヤーへと入っていく。