<JMイーグルLA選手権 初日◇16日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
原英莉花は幸先よくバーディを先行させたが、苦しい一日になった。2バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「74」。伸ばし合いの展開のなか、3桁順位での滑り出しが濃厚となった。
前半11番パー5でバーディを奪った直後の12番でアクシデント。ティショットが数十ヤード先の左の木に当たり、ボールは行方不明になった。捜索し、競技委員から『3分経ったよ』と告げられた直後、ギャラリーから『あった!』という声が。無情にも“時間切れ”のタイミングだった。
暫定球も同じく木に当たって左ラフにつかまっており、5オン2パットのトリプルボギー。「予想もしていなかったです。朝イチで体が動いていなくて、寒かったのもあって、練習では(普段より)15ヤードくらい飛んでいなかった。3番ウッドにするという選択肢を持てなかった(ことが原因)」。いきなり出鼻をくじかれた。
それでもナイスセーブを重ね、後半の立て直しへ向け体勢を整える。だが、1番パー5でもトラブル。段下のピン位置で、手前がすり鉢状のスロープになっているグリーンで、残り59ヤードの3打目は段に着弾して勢いよく戻ってしまう。そして自身の横を通り過ぎていった。
「ちょっとアゲていたから、62ヤードを打つイメージだったけれど、5ヤードくらい飛んじゃった。打った瞬間に“これ、戻ってくるな”と思いました」。4打目もまた戻ってきて、5打目で80センチについてなんとかボギー。「3回で済んでよかった…」とつぶやいた。
ここはすぐに2番でバーディを奪ったが、終わってみれば2オーバー。イーブンパーまでには戻したかったが、昼になって乾いて速くなったグリーンスピードに対応しきれずにチャンスを生かせず。さらに、フェードヒッターの原にとって、ドローのほうが打ちやすいティイングエリア、コースのつくりに苦戦した格好となった。
「残念です。調子が悪くない分、打ちにくいところでの大きなミスがもったいなかった。刻むところをシビアに考えていかないといけないと反省。きょうはひたすら反省です」
同組の岩井千怜は1イーグル・7バーディの『63』をたたき出した。「本当に上手でした。距離感もいいし、ティショットもしっかりドローで打ってきて、理想的なゴルフを見ました」。あすは自分が――。巻き返しに向けて、カットラインを追いかける。(文・笠井あかり)

