<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 最終日◇18日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6584ヤード・パー72>
米国女子ツアーの“全英前哨戦”となる大会は、最終ラウンドが終了した。1打差の単独首位からスタートしたローレン・コフリン(米国)が「69」で逃げ切り、トータル15アンダーで優勝。7月の「CPKC女子オープン」に続くツアー通算2勝目を手にした。
日本勢は4人が決勝に進出。2022年大会覇者の古江彩佳は、多くの選手が伸ばしあぐねた最終日に4バーディ、ボギーなしの「68」をマークした。7打差からスタートし14番までに4つのバーディを奪ったが、15番以降パーを並べ足踏みしたところでコフリンが伸ばしたこともあり勝利には手が届かず。それでもトータル9アンダーの3位タイと好成績を残した。
ラウンド後には大会を中継したWOWOWのインタビューに応じ、「きのうより風が強いなかで耐え忍んでいいゴルフができた」と振り返った。一時は3打差まで迫った一日。「バーディチャンスについたところも多かったけど、そこを入れていかないと」ともうひと伸びできなかったことは少し悔いが残る。それでも来週行われる今季メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英女子、スコットランド、セント・アンドリュース・オールドコース)に向け、「風の経験は大きい。そこをうまくイメージして同じようにプレーできたら」といい前哨戦になったようだ。
畑岡奈紗は1打落として迎えた最終18番をバーディ締め。3バーディ・3ボギーの「72」で回り、トータル1アンダー・15位タイだった。同組で回った勝みなみと西郷真央は、勝が3バーディ・6ボギーの「75」と3つ落とし、トータル7オーバー・48位タイでフィニッシュ。西郷も2バーディ・6ボギーの「76」と苦しみ、トータル8オーバー・57位タイで4日間を終えた。
トータル11アンダーの2位にはパリ五輪銀メダリストのエスター・ヘンセライト(ドイツ)。3位タイには古江とメーガン・カン(米国)が並んだ。