<関西オープン 事前情報◇13日◇茨木カンツリー倶楽部 東コース(大阪府)◇6734ヤード・パー70>
先週の国内女子ツアー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で河本結がメジャー初制覇を達成した。弟の河本力は、最終日にコースに駆けつけ、18ホール歩いて優勝を見届けた。大きな刺激を受けて、大阪に乗り込んだ。
姉の背中を見た弟は、「どんどん突き放されている感じがする。僕も早く優勝して、一緒にゴルフ界を盛り上げていきたい」と気合いを入れる。姉弟での年間王者、年間女王戴冠へ。思いを強くしている。
前戦「中日クラウンズ」では、距離こそ短いが戦略性の高い“和合”で最終日に「63」をマークした。6位タイに入り、今季初のトップ10と調子は上向き。だが、初対面の茨木カンツリー倶楽部 東コースの攻略には頭を悩ませる。
1923年開場の日本を代表する名門コース。26年にこの「関西オープン」の第1回大会が開催された。全長6734ヤード、パー70と距離は短めだが、フェアウェイが絞られ、ラフが深く、グリーンは小さい。左ドッグレッグのホールが多く、ティショットのライン取りも難しい。
平均飛距離320ヤード超の河本にとって「ドライバーを使うのは1日に1回あるかないか」。ミニドライバーや2番アイアンを多用する予定だ。飛距離という武器は封じられるが、「レイアップの時に短い番手で打てるのは有利だと思うし、高い球を打てば(硬い)グリーンでも止められる。そのアドバンテージは生かせる」とうなずく。そして、左ドッグレッグのホールが多いのも、「僕はドローヒッターだと思っているので、気持ちよく打てる」と好材料は多い。
「ずっといいショットを要求されるコース。距離は短いので、バーディチャンスは作れると思います。1個のミスがボギーにつながるので、そこはしっかり警戒したい。難しいセッティングは試合でしかできないので楽しみ」。前戦の最終日のような「冷静なゴルフ」で茨木CCの攻略をもくろむ。
ルーキーイヤーの2022年に2勝を挙げて以来、3勝目が遠い。飛距離だけではないアドバンテージを生かして、姉に続きたい。(文・小高拓)
