<マイナビカップ 初日(2日間競技)◇13日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇6,285ヤード・パー72>
現役ナショナルチームメンバーのアマチュア・長澤愛羅が地元・山梨でネクヒロデビューを飾った。一時は5アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位を走っていたが、雷雲接近による中断明けに失速。それでも首位と1打差の2アンダー、3位タイと、デビュー戦Vに向けて好位置につけた。
先月の「オーガスタ女子アマ」では日本人選手最上位の19位タイ。最終日は世界中のゴルファーの憧れであるオーガスタナショナルを「74」で回った。そんななか、この日は白のトレーナーにグリーンのパンツ、黄色のヘアゴムと「マスターズ」カラーの出で立ち。ただ本人は無意識だったようで「言われてみればそうですね」と苦笑いだった。
「すごく楽しくて、いい経験になりました」と振り返るオーガスタではしっかり成長の手ごたえも得てきた。「ナショナルチームに入ったばかりのころは海外の選手と飛距離が違い過ぎて、どうにもならなかったんですけど、オーガスタを長くは感じなかったし、周りについていけてるなと思いました」。昨年の最終プロテストで不合格となってから筋トレに取り組み、10ヤードも飛距離が伸びたのだという。
驚いたことにトレーニングを始めるまでは「腕立て伏せが1回もできませんでした」。2月に左手親指を骨折。ゴルフができなかった1か月の間、トレーニングに励んだことが大きな変化に繋がった様子。筋力がついただけでなく「コツもつかんだみたいで、今は頑張れば10回ぐらいできます」。現在の飛距離は約240ヤードだ。
この日はその飛距離を生かして14番まで6バーディ、1ボギーの快進撃。続く15番パー5のティショットを打ったところで中断となった。「ちょっと左に行ってしまって、再開後の2打目は少し木がかかるところからでした。そのままの流れなら問題なく行けたと思うんですけど…」。このショットを木に当ててボギーとすると、17番パー5では3打目がグリーン手前のバンカーのアゴに刺さってアンプレアブル。痛恨のダブルボギーで首位から陥落となった。
「前半からいい感じだったので終盤が悔しいですね。この試合に出ると決まってからメンバーの方が3回ぐらい一緒に練習ラウンドをしてくださったので、コースはよく分かっているつもりです。明日も60台を目指して優勝できるように頑張ります」。オーガスタでつかんだ手ごたえを初出場初優勝でさらに確かなものにする。
