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史上3人目の初優勝→2週連続Vから始まった物語 岩井千怜の戦績を振り返る

米ツアー初優勝を果たした岩井千怜。これまでの歩みを振り返る。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年5月26日 07時30分

<リビエラマヤオープン 最終日◇25日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>

ルーキーの岩井千怜が米ツアー初優勝を果たした。初の最終日最終組入りで、1打差逆転を目指したファイナルラウンドは7バーディ・1ボギーの「66」。6打差をつける圧勝で快挙を達成した。

【写真】おめでとう! 祝福のシャンパンシャワー

2002年7月5日生まれの22歳。21年6月のプロテストでは、双子の姉・明愛とともに一発合格を果たした。同年9月には下部ステップ・アップ・ツアー「カストロールレディス」でプロ初優勝を挙げて、2022年の「NEC軽井沢72ゴルフ」でレギュラーツアー初V。国内ツアー通算8勝を誇り、女子ゴルフ界をけん引する一人として歩んできたその道のりを振り返る。

■2022年「NEC軽井沢ゴルフ72」
QTランク90位で迎えた本格参戦1年目。首位に並び、自身3度目となる最終日最終組に入った。超攻撃姿勢を貫いて逃げ切り、ツアー初優勝。勝利が決まると涙を流したが、表彰式や優勝会見では「苦しいこともあったけど、努力してきて良かったなって。それが報われたと思って、多分泣いたんだと思います(笑)」と持ち前の明るい笑顔を見せた。姉・明愛、両親、弟、祖父母にも見守られ、家族で記念写真に収まった。

■2022年「CAT Ladies」
単独首位から逃げ切り、NEC軽井沢に続く2週連続優勝を飾った。初優勝からの2週連続Vは1990年の西田智慧、2005年の表純子に続く史上3人目。20歳47日での2週連続Vは畑岡奈紗(18歳261日)、宮里藍(19歳1日、19歳337日)に次ぐ4番目の年少記録。「信じられない」快挙を達成した。

■2023年「RKB×三井松島レディス」
4打差を追いつき、岩井明愛、山下美夢有との三つ巴のプレーオフに突入した。姉妹によるプレーオフはツアー史上初。直ドラを見せるなど会場を沸かせ、2ホール目でバーディを奪った千怜に軍配が上がった。明愛は4月「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を飾っており、同一シーズンでの姉妹Vも史上初の快挙。「プレーオフで明愛と美夢有さんと回れて、とても幸せな時間でした。姉妹でプレーオフができてひとつの夢がかないました」と喜んだ。

■2023年「宮里藍 サントリーレディス」
5打リードのまま逃げ切り、トーナメントレコードのトータル23アンダーで優勝を飾った。自身初の完全優勝。ファイナルラウンドクイーンこと申ジエ(韓国)の猛追を振り切り、海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)の切符も獲得した。

■2024年「ダイキンオーキッドレディス」
最終日「67」をマークして、トーナメントレコードを4打更新するトータル18アンダーで逃げ切り。西郷真央との“一騎打ち”を制し、開幕戦Vを飾った。優勝スピーチでは「つらかったですね…。(一騎打ちで)どうなるんだろうっていう楽しみもあった。気持ちだけは切らさずに、絶対に勝つという思いでやっていた」と涙を見せた。

■2024年「RKB×三井松島レディス」
大雨かつ最大12.3メートルの強風が吹く難しいコンディションの中、前半で一気に抜け出すと後半でもペースを崩さず。2位に3打差をつける逃げ切りで、自身初の大会連覇を果たした。トータル12アンダーは自身が保持していたトーナメント記録を1打更新。2年連続となる“母の日V”を達成し、孝行娘はピンクのジャケットを羽織った。

■2024年「樋口久子 三菱電機レディス」
トータル16アンダーまで伸ばし、単独首位から逃げ切り。トーナメントコースレコードでシーズン3勝目(通算7勝目)を飾った。姉・明愛の猛追を退けて地元V。大ギャラリーが応援グッズのタオルを手に声援を送っていたが、「地元・埼玉で優勝することが今年の目標でもあったので、達成できて本当にうれしい。3日間、友達と、親戚と、たくさんのタオルと。応援していただいて力になりました」と感謝した。

■2025年「ダイキンオーキッドレディス」
同週に行われる米国女子ツアーに出場予定だったが、マネジメント会社のエントリーミスにより、急きょ日本ツアーへのスポット参戦。タイトル防衛がかかるなか、1打差2位で最終日を迎えると、サンデーバックナインは10番から1ホール置きにバーディを奪い、4打差をつける圧勝。自身2度目の大会連覇を達成した。

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