ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

「結果を出さないといけない状況に追い込まれていた」 吉田優利が苦悩の米ルーキーイヤーで学んだこと 

米ツアーでの経験を発揮。吉田優利が独走状態に入った。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年3月23日 09時45分

<Vポイント×SMBCレディス 2日目◇22日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>

地元&ホステス優勝に向けて、独走状態を築いた。吉田優利が8バーディ・ボギーなしの「64」をたたき出し、トータル12アンダーの単独首位。2位に8打差の大量リードで、2023年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来の通算4勝目に手をかけている。

【写真】最終組のギャラリーがハンパない!

この日の平均スコア「74.0755」というなかで記録した驚異的なスコア。前の組を回っていた渋野日向子も「やばいですよね。考えられない。優利ちゃんのゾーンに入ったときの怖さはすごい。やっぱりレベルが高い」と驚くしかない。同コースで行われた22年「日本女子オープン」を制した勝みなみも「違うゴルフ場を回っているみたい」と脱帽しきりだ。そんな難コースでの「64」は吉田にとって自己ベストスコア。とはいえ、「そう言われてみればそうだな~という感じ。きょうは集中できていた」と、淡々と振り返る口調はいつもと変わらない。

1番でカラーからパターを選択し、フックラインを決めてバーディ発進。58度のウェッジで直接入れた3番からは4連続バーディを奪い、後続を突き放しにかかった。後半に入ってもその勢いは衰えず、117ヤードから3メートルにつけた13番から3連続。14番はこの日“3度目”のチップインで、ギャラリーを魅了し続けた。

まさしくゾーンに入ったような好プレーで優勝に大きく近づいたが、胸中は穏やかだ。「結果を求めなくても、勝手についてくるものだと思う。いまのゴルフや考えを優先すべきなのかなと」。そう考えるようになったきっかけは、昨年、米国女子ツアーを主戦場にした経験から。「結果を出さないといけない状況に追い込まれていた。そのなかで自分のゴルフができないのがすごく悔しかった」と回顧する。

最終予選会を突破し、ルーキーとして挑戦した昨年は、序盤から予選落ちが重なった。CMEグローブ・ポイントランキングは102位に終わって今季は上位の出場カテゴリーに入れず、12月には再び、最終予選会に出場した。今季はここまで2試合に出場。「ファウンダーズカップ」を23位、「ブルーベイLPGA」を25位で終え、着実に結果を積んでいる。

「(昨年は)結果的には良くなかった1年、とまとめると思うけれど、いろいろなことにトライしたり、できなくなったことにも気づけた。絶対に行ってよかった」。この日は12番パー5で「行きたい(攻めたい)気持ちもあったけれど、それを押し殺して…」と手堅くマネジメントを組んだ。これは昨年できなかったこと。米ツアーで学んだことは確実に生きている。

独走状態とはいえ、慢心はない。「8打差ありますけど、どの位置のどの選手がわたしみたいなプレーをするか分からない。あしたもフィールドで一番いいプレーができるように準備したい」。自身が納得するゴルフをすることができれば、おのずと最高の結果はついてくる。(文・笠井あかり)

関連記事

Vポイント×SMBCレディスのニュース

JLPGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. JGTO
    開催中
    2025年4月24日 4月27日
    前澤杯 MAEZAWA CUP
  2. JLPGA
    中止
  3. PGA
    速報中
  4. LPGA
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    シェブロン選手権
  5. ステップ・アップ
    終了
    2025年4月24日 4月26日
    大王海運レディス
  6. DPワールド
    速報中
    2025年4月24日 4月27日
    海南クラシック
  7. LIV GOLF
    開催中
    2025年4月25日 4月27日
    LIVゴルフ第6戦 at メキシコシティ
  8. アマチュア・他
    開催中
    2025年4月25日 4月27日
    IOA選手権

おすすめコンテンツ

関連サイト