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練習のお供は長尺パター 4年ぶりVを狙う出水田大二郎は “脱セオリー”でパットが好感触

練習のお供は長尺パター 4年ぶりVを狙う出水田大二郎は “脱セオリー”でパットが好感触

配信日時:2022年12月4日 08時43分

パット開眼の出水田大二郎 表情にも自信がみなぎる
パット開眼の出水田大二郎 表情にも自信がみなぎる (撮影:米山聡明)
ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇3日◇東京よみうりCC(東京都)◇7023ヤード・パー70>

脱セオリーのパッティングが好感触だ。4年ぶりツアー2勝目を目指す出水田大二郎は首位と4打差の8位タイから出たこの日、5バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。トータル9アンダーまで伸ばし2打差の単独2位に浮上した。「この3日間、パッティングがイメージ通り打てているので助けられている」。東京よみうりカントリークラブの名物18番パー3では、5メートルの距離で「3カップ半曲がるライン」を流し込むなどショットとパットがかみ合っている。

長尺パターは振り子イメージにいいらしい【写真】

身長183センチ、体重90キロの恵まれた体格から放たれるパワフルなショットが持ち味。開幕前にはショートゲームに精を出したが、パッティングは“改革”を行った。シニアプロの山本己沙雄(みさお)に師事して打ち方を変えた。今までは手首を使わずにアドレスでの両腕の三角形をキープするように振っていたが、手首をロックすることを辞めた。

山本の教えは、グリップエンドを視点にして振り子のように動かすというもの。「右手首をヒラ側に折る動き」と、一般的なパッティングのセオリーとは逆の動きだ。手首を固めたままだとロフトが立ちすぎてボールの転がりが悪くなることもあったが、手首を動かすことで最適なロフトで当たるし、ヘッドが前に出ることでストロークも緩みなく安定する。

エースパターは35インチだが、この2カ月は練習で48インチの長尺パターを使っている。「ヘッドの重みを感じて、左手を支点にしてヘッドを前に出す感覚が自分のフィーリングに合っている」と、練習でしっかりとイメージを固めていることが結果につながっている。

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