日本女子ツアー通算8勝を挙げ、現在は米ツアーに挑戦している勝みなみ。ドローヒッターである彼女のスイングを、プロコーチの阿河徹が分析。我々アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。
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まず一目見てすごいなと思ったのが、上体の柔らかさですね。背中が目標を向くほどトップが深く、大きいのが特徴です。体を大きく回したトップには、体を回すほどボールがつかまりやすいというメリットがあります。ダウンスイングで体を戻すには時間が必要になるので、インパクトを体の正面で迎えやすくなります。
トップで胸が右後方を向くくらい思い切って体を回していますが、手元の運動量は少なく、クラブと体との一体感が崩れていません。そのため、インパクトでフェースをスクエアに戻しやすいはずです。振り遅れてドライバーで右プッシュが出る人は、参考になると思います。
彼女ほど柔軟性がないという人は、腰も一緒に回しながら上体を深く回すイメージを持つといいでしょう。インサイドからクラブを下ろすスペースができるので、ボールがつかまりやすくなるはずです。
もう一つ特徴的なのが、手元を高く振り上げたトップでしょう。高い位置からクラブを振り下ろすことで、ヘッドスピードの向上が期待できます。アップライトな軌道はヘッドが直線的に動き、ややアイアン的な打ち方になりやすいのが特徴。
彼女のように手元をやや浮かせてボールの近くに立つと、アップライト軌道になりやすくなります。球がつかまるメリットもあるので、プッシュに悩む人は試してみるといいと思います。
■勝みなみ
かつ・みなみ/1998年生まれ、鹿児島県出身。2014年に史上最年少でアマチュア優勝。17年にプロ入りし、「日本女子オープン」を2度制するなど、日本女子ツアー通算8勝を挙げている。25年に米ツアーに参戦してシードを獲得。初優勝が待たれる。明治安田所属。
■解説:阿河 徹
あが・とおる/1976年生まれ。藤本佳則や塩見好輝ら数多くのツアープロを指導。現在は東京都の井山ゴルフ練習場でアマチュア向けのレッスンを行っている。古今東西のスタープレーヤーのスイングに精通するレッスンプロ。
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