上田桃子らを指導したプロコーチ・辻村明志が考案し、女子プロたちが日頃から行っているドリルを紹介する。辻村門下生が練習の前後に取り入れているのが「コイン飛ばし」だ。コインを真上に跳ね上げられれば、アプローチの精度向上につながるという。薄いコインを真上に飛ばす方法を聞いた。
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選手たちに遊び感覚でやってもらっているのが「コイン飛ばし」です。ボールの位置にセットしたコインをウェッジで打ち、真上に飛ばすことができれば、正しくヘッドを入れられたことになります。ポイントは、ソール後方のトレーリングエッジでコインの先端(目標方向側)に当てること。ここにソールを落とせれば、ハンドファーストかつバンスを使ったインパクトを迎えられます。
アドレスでは腕の力を抜き、肩をストンと落として構えます。そして、ヘッドの重さを感じながら、へそから始動してください。ヘッドの重さにつられて体が動く感覚があると、狙ったところにヘッドを落としやすくなります。
コインを前に飛ばしてしまうなら、軸が右に傾いている可能性があります。反対に、コインに当たらず先端ばかり打ってしまう場合は、体が突っ込んでいることが考えられます。また、空振りするようなら、前傾が起き上がっているのが原因だと思います。
いずれのケースも、頭とコインとの距離を変えないことを意識してみてください。この練習は、アプローチでダフリやトップ、チャックリが出る人におすすめです。お金もかからず、自宅でもできるドリルなので、ぜひ試してみてください。遊び感覚で挑戦しましょう。
■辻村明志
つじむら・はるゆき/1975年生まれ、福岡県出身。上田桃子らのコーチを務め、プロを目指すアマチュアも指導している。2025年には千田萌花と藤本愛菜をプロテスト合格に導いた。読売ジャイアンツの打撃コーチとして王貞治に「一本足打法」を指導した荒川博氏に師事し、その練習法や考え方をゴルフ指導に取り入れている。元ビルコート所属。
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