ダンディ坂野さんもビックリ! 「左の壁」がスライスの原因で、左ヒザは開いた方がスエーしない
昔から左ヒザが割れないようにキープして「左の壁」を作ろうと意識しているゴルファーは多い。それがかえってスエーの原因になるって知っていました?
配信日時: 2024年8月29日 04時30分
ボールを打ちにいこうとして左に体が流れると、アウトサイド・インのカット軌道でスライスが出る。だから左ヒザが割れないように保ち、「左の壁」を作ろうと意識しているゴルファーは昔から多い。ゴルフ大好き芸人のダンディ坂野さんもその一人。しかし、矢野東のコーチを務める河野勝成は「切り返しで左ヒザを開いてください」とアドバイスする。
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【河野】ダンディさん、ひょっとして左足で踏ん張って左サイドに壁を作ろうとしていませんか?
【ダンディ】エッ? 左の壁があるから、軸がキープできると思っていました。
【河野】左足で踏ん張って振ろうとすれば、腰がロックしてスイングが詰まり、スライスが出ます。また、つかまえようとして手首をコネるとチーピンになります。
【ダンディ】左の壁を作るのは良くなかったんですね。
【河野】切り返しで左ヒザを開いたら、インパクトに向かって左ヒザを伸ばしていき、若干右足体重で打つことが大事。そうすると、左お尻を回せて手元の通り道が作れます。これを体感するために、左足はツマ先立ちで左ヒザを開く&閉じる動きを2回行った後、左ヒザを伸ばしてやや右足体重で振ってみてください。
【ダンディ】おー! やってみると今までより腰がしっかり回りますね。
【河野】プロドラコン選手みたいに左足をやや引くイメージでもOK。左ヒザを左カカトの上に持ってくれば、左ヒザに負担なく回転できます。スエーも防止できるし、ヘッドも走りますよ。
■ダンディ坂野さん
だんでぃ・さかの/1967年生まれ、石川県出身。「ゲッツ!」で一世を風靡したお笑い芸人。ゴルフをこよなく愛することでも知られる。ベストスコア82の腕前だが、スライスが出だすと100を叩くことも。
■河野勝成
こうの・かつなり/さまざまな最新スイング論を学び、現在は矢野東のコーチを務める。スタジオ「Five elements」でレッスンを行う人気プロコーチ。YouTubeチャンネル「Five elements」を配信している。
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