練習場では脱力して打てても、コースに来ると力が入ってしまうもの。アドレスでは緩んでいた顔が、切り返しでは“鬼の形相”になっていませんか? 表情が分かるアングルから自分のスイングを撮影してみよう。シニアプロの奥田靖己にその方法論を詳しく聞いた。
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山下美夢有選手みたいに脱力したスイングをするのは、難しいですよね。コースだと力んでしまうのが、アマチュアの皆さんですよね。
せっかく素振りでヘッドの重みが感じられても、ボールを見た途端に人が変わって鬼の形相になる。そんな人が一番多いです。切り返しのときの顔をいっぺん撮って見てください。ボールを凝視して鬼みたいな顔になってますわ。
この取材で思い出したのですが、僕は試合中にニコッとした笑みがある顔で切り返してみようと思ったことがあるんです。目尻が下がった表情で切り返せると、〝間〞ができて忙しくならない。ヘッドも感じやすくなります。
あとは自分を追い詰めるのをやめること。前回のラウンドの一番最悪の情けないショットを覚えていますか? アイアンの大ダフリとか、ウェッジのシャンクとか。次のラウンドでその球が1回も出なかったら、ちょっと上手くなっているんです。
最高のショットではなく、最低のショットを思い出す。ハードルを下げると、ボールがあっても力むことはなくなります。
■奥田靖己
おくだ・せいき/ 1960年生まれ。大阪府出身。多くのプロを育てた高松志門の一番弟子で、独特な理論ながら関西では絶大な人気を誇る。レギュラーツアーでは93年の「日本オープン」を含む通算6勝。シニアツアーでは2勝を挙げている。ユニテックス所属。
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