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パーシモンで300ヤード連発! 怪物・川岸良兼はハンマー投げの動きでぶっ飛ばしていた【プロコーチが解説】

パーシモンで300ヤード連発! 怪物・川岸良兼はハンマー投げの動きでぶっ飛ばしていた【プロコーチが解説】

スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、パーシモンで300ヤードオーバーのショットを連発し“怪物”と呼ばれた川岸良兼のスイングをプロコーチの森守洋氏が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年5月21日 19時00分

スイング理論は進化したといわれているが、時代を彩ってきたレジェンドたちのスイングは、今見ても全く色褪せていない。むしろ、重くて難しいクラブを使いこなす技術には、ボールを正確に遠くに飛ばすための秘訣が詰まっていた! 今回は、パーシモンで300ヤードオーバーのショットを連発し“怪物”と呼ばれた川岸良兼のスイングをプロコーチの森守洋氏が解説する。

【連続写真】インパクトで頭がこんなに右に倒れる! 川岸良兼の“怪物”級ドライバースイング



当時にしては珍しく、左手がフックグリップです。この時代の選手の多くはウィークグリップでフォローで手を返していましたが、川岸さんは左腕の角度が変わらないままフォローで左手首が甲側に折れています。フックグリップでアドレスしたときの角度をキープした形ですね。

全体的にはオーソドックスなシンプルスイングで近代的。一切軸ブレしません。少しバンプしているので左に動いていますが、狭いスタンスで、体を回しながら打っています。今のクラブで飛ばせるような動きですね。

特徴的なのは、インパクト時にアドレスよりも頭が右に倒れていること。ゴルフクラブはスピードを出そうとすると、それに対抗するために頭は右に倒れるのが自然な動き。ハンマー投げと同じアクションが生まれるはずなんです。川岸さんは頭1個分くらい右に残していて、クラブヘッドも走っている。パーシモンで300ヤード飛ばしていたというのも納得です。

■川岸良兼
かわぎし・りょうけん/1966年生まれ、石川県出身。ツアー通算6勝。パーシモンで300ヤードオーバーという規格外の飛距離で“怪物”と呼ばれた。

■森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。ゴルフを始めたのは高校から。95年に渡米しミニツアーを転戦しながらゴルフを学んだ。02年からレッスン活動を開始し、現在は原江里菜、堀琴音、香妻陣一朗らのコーチを務めている。東京都三鷹市にある『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、YouTubeチャンネル「森守洋のGolf TV」では、ツアープロや芸能人などへのレッスンを配信中。



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