衝撃だった史上初のアマチュアのメジャー優勝
畑岡の勝利は、単にメジャーと言うだけでなく、その見事な勝ちっぷりからも、インパクトが大きかった。特に最終日、難関ホールの17番、18番でのプレーは圧巻で、女子プロゴルフの歴史に長く語り継がれるはずだ。
最難関となった17番ホール(※烏山城カントリークラブ 三の丸コース 8番ホール)は、通常営業でパー5のところをパー4にし、ツアーでも最長の490ヤードという、開幕前から話題になったホールだ。打ち下ろしになるとはいえ距離はたっぷりあり、右にはクリークが続き、グリーン手前の池につながっている。それに加えて、砲台となっているグリーンが難度をさらにあげている。初日と最終日は、バーディがゼロだった。多くのプロがボギーでもやむなしと想定していただろう。
多くのプロがレイアップして、3打目勝負を選択するこのホールで、畑岡はロフト角17度のフェアウェイウッド(※4番ウッド相当)を選択し、左下がりのライから高い球を打って、ピン奥に止め、2パットで難なくパーをセーブした。ヘッドスピードの速さと、ダウンヒルでも正確にインパクト出来る技術が生んだスーパーショットだった。