無冠の大器、塚田陽亮をメジャー制覇に導いたNEW スリクソン Zシリーズの秘密
『ツアー選手権』で逆転勝利を挙げ、悲願の初優勝をメジャー制覇で飾った塚田陽亮。優勝スコアは2アンダー。青木功JGTO会長が「このコースを制することができた選手は世界でもプレーできる」と仕上げた難セッティングで勝負を分けたのは、今季から新たに使用するクラブへの信頼だった…
配信日時: 2016年7月27日 08時30分
アイアンは本当に“いい意味で”何もいうことがない(塚田)
塚田がドライバーとともに褒め称えた『Z U65』『NEW スリクソン Zアイアン(Z565、Z765、Z965)』も寛容性を加味する形で進化。アイアンに関しては「とにかく何もいうことがないんです。“打ってみてください”としか言えない」。
前述したとおり、NEW スリクソン Zシリーズはやさしさ、許容性を高めているが、アイアンも同様でヘッド形状を若干大きくし、包み込むようなイメージを持たせている。アイアン型ユーティリティの『Z U65』もアイアンの流れを汲み、アドレス時の安心感を向上させている。杉本氏によるとアイアンの進化の最大のポイントは新設計“Tour V.T.ソール”。V字型のソールにプロのフィードバックを採用し、バックサイドのソールを削って、抜け感を向上。またトゥ・ヒール側に丸みを持たせることでどのような傾斜のライにも対応できる抜けの良さが実現されている。
「特にヒール側の引っかかりを解消し、塚田プロにも“抜けがさらに良くなった”“ラクに上がりやすくなった”と言って頂いています。流れを汲むアイアン型ユーティリティも、もともと『Z U45』を気に入ってもらっていましたが、『Z U65』は“ラインが出しやすくなって安心して振れる”とさらに気に入っているようですね(杉本)」
塚田を初優勝に導く最後のピースとなった、NEW スリクソン Zシリーズ。メーカーサイドが戦えるギアを開発し、選手がクラブを信頼する…まさに両者の力が結実した勝利といえるだろう。
文・標英俊
前述したとおり、NEW スリクソン Zシリーズはやさしさ、許容性を高めているが、アイアンも同様でヘッド形状を若干大きくし、包み込むようなイメージを持たせている。アイアン型ユーティリティの『Z U65』もアイアンの流れを汲み、アドレス時の安心感を向上させている。杉本氏によるとアイアンの進化の最大のポイントは新設計“Tour V.T.ソール”。V字型のソールにプロのフィードバックを採用し、バックサイドのソールを削って、抜け感を向上。またトゥ・ヒール側に丸みを持たせることでどのような傾斜のライにも対応できる抜けの良さが実現されている。
「特にヒール側の引っかかりを解消し、塚田プロにも“抜けがさらに良くなった”“ラクに上がりやすくなった”と言って頂いています。流れを汲むアイアン型ユーティリティも、もともと『Z U45』を気に入ってもらっていましたが、『Z U65』は“ラインが出しやすくなって安心して振れる”とさらに気に入っているようですね(杉本)」
塚田を初優勝に導く最後のピースとなった、NEW スリクソン Zシリーズ。メーカーサイドが戦えるギアを開発し、選手がクラブを信頼する…まさに両者の力が結実した勝利といえるだろう。
文・標英俊