なぜテーラーメイドはマキロイと契約に至ったのか? 同社の言い分
なぜテーラーメイドはマキロイと契約に至ったのか? 同社の言い分
配信日時: 2017年5月10日 06時49分
10日朝からゴルフ業界を騒がせている、ローリー・マキロイの用品契約のニュース。テーラーメイドのプレスリリースを細かく見ていくと、なぜ、マキロイと契約に至ったのかがよく分かる。以下、大事な部分を抜粋すると、次のようなものだ。
「これから私が歩んでいく将来を確かなものにするために、テーラーメイドを選びました。市場に流通している数多くのクラブをテストし十分に熟考を重ねた上での決断ですが、私が手にしているギアに対してこれまでにないぐらいの興奮を覚えています」(ローリー・マキロイ)
2016年夏にマキロイは、一年をかけてほぼすべての大手ゴルフメーカー製品をテストする予定であることを明かしました。その上でPGA TOUR「ザ・バークレイズ」会場にて、「もし気に入った製品に出会うことができた場合は長期に及ぶ使用契約を締結することもある」と述べていました。テーラーメイドの製品を試したマキロイは、「以前に使用していたクラブよりも明確に優位性がある」ことに気づき、遂に決断するに至ったのです。
「我々のツアー担当スタッフおよび開発担当スタッフはこの数か月間にわたってローリーと共に開発を進めてきました。その結果、彼がチーム・テーラーメイドに加わることを決断し、ゴルフキャリアの新しい章をスタートすることをうれしく思っています」-デイビッド・エイブルス(テーラーメイドゴルフカンパニー最高経営責任者)
【TP5xボール】
マキロイの決断を後押ししたのは、強い風の状況下でも優れたパフォーマンスを発揮するゴルフボールでした。かつてマキロイはグリーン周辺におけるアイアンのパフォーマンスでボールを選定していましたが、アイアンショット時の弾道や飛距離に関しては望んでいた結果を手にすることはできませんでした。初めてテーラーメイドのTP5xボールを試したマキロイはすぐに、「特に風がある状況下でアイアンショットの弾道が改善され、安定したアイアンのパフォーマンスを得られる」ことに気づきました。これによりマキロイはTP5xボールを使用することを決断したのです。
【新M2ドライバー】
「ティショットの飛距離」をスコアメイクする上でひとつの長所としているマキロイだからこそ、適したドライバーを選ぶことはとても重要なことでした。数多くのドライバーヘッド、ロフト、シャフト、スイングウェイト(バランス)、そしてアジャスタブル機能を試したマキロイは、最終的にテーラーメイドの新M2ドライバー(ロフト9.5度)で戦う決断を下しました。
マキロイの試打を描いた弾道図(別写真参照)、そしてその数値を見れば、目を見張るようなパフォーマンスを発揮していることがわかります。
・ボール初速:181マイル/時(約80.9m/秒)
・打ち出し角度:12.3度
・バックスピン量:2,119回転/分
・平均飛距離:キャリー315.8ヤード/ トータル338.5ヤード
【新M2ツアーフェアウェイウッド】
ドライバーのテスト同様に、マキロイはロフト、重量、シャフトが異なる様々なタイプの新M1フェアウェイウッドおよび新M2フェアウェイウッドをテストしました。マキロイはティショット時だけでなく、パー5での2打目でも望んだ通りのショットを放てるクラブであることを重要視し、結果的にマスターズでは2本の新M2 ツアーフェアウェイウッドを使用することを決断。以前使用していた他社製品と比べ、楽にショットできることを実感したと言います。試打では、ショット時の芝からの抜け具合にも感銘を受けていました。
【“RORSプロト”アイアン】 ※RORS(ロールズ)はマキロイの愛称。
キャリアを通じてマッスルバックアイアンを使用してきたマキロイは、米カリフォルニア州カールスバッドにあるテーラーメイド本社のR&D部門と共に開発作業に取り組みました。フェース長が短くオフセットを減らした“RORSプロト”アイアンは単にマキロイが望んだパフォーマンスを発揮しただけでなく、その見た目をも彼を満足させるものとなりました。その新しいアイアンに加え、#3および#4はP750ツアープロトアイアンを使用する予定です。
【ミルドグラインドウェッジ】
飛距離を武器としているマキロイは、パー4でのウェッジ使用回数が一般的なツアープレーヤーよりも多くなる傾向があるため、適切なウェッジを選ぶことを重視しています。マキロイが使用するミルドグラインドウェッジは、彼が好むソールデザインを機械加工することができます。結果的にショット時の接地状態を適切にすることができ、安定したパフォーマンスの発揮に貢献しています。
【パター】
テーラーメイドのツアー担当および開発担当はマキロイと共に理想的なパターを生み出すべく、作業を進めていく予定です。
「これから私が歩んでいく将来を確かなものにするために、テーラーメイドを選びました。市場に流通している数多くのクラブをテストし十分に熟考を重ねた上での決断ですが、私が手にしているギアに対してこれまでにないぐらいの興奮を覚えています」(ローリー・マキロイ)
2016年夏にマキロイは、一年をかけてほぼすべての大手ゴルフメーカー製品をテストする予定であることを明かしました。その上でPGA TOUR「ザ・バークレイズ」会場にて、「もし気に入った製品に出会うことができた場合は長期に及ぶ使用契約を締結することもある」と述べていました。テーラーメイドの製品を試したマキロイは、「以前に使用していたクラブよりも明確に優位性がある」ことに気づき、遂に決断するに至ったのです。
「我々のツアー担当スタッフおよび開発担当スタッフはこの数か月間にわたってローリーと共に開発を進めてきました。その結果、彼がチーム・テーラーメイドに加わることを決断し、ゴルフキャリアの新しい章をスタートすることをうれしく思っています」-デイビッド・エイブルス(テーラーメイドゴルフカンパニー最高経営責任者)
【TP5xボール】
マキロイの決断を後押ししたのは、強い風の状況下でも優れたパフォーマンスを発揮するゴルフボールでした。かつてマキロイはグリーン周辺におけるアイアンのパフォーマンスでボールを選定していましたが、アイアンショット時の弾道や飛距離に関しては望んでいた結果を手にすることはできませんでした。初めてテーラーメイドのTP5xボールを試したマキロイはすぐに、「特に風がある状況下でアイアンショットの弾道が改善され、安定したアイアンのパフォーマンスを得られる」ことに気づきました。これによりマキロイはTP5xボールを使用することを決断したのです。
【新M2ドライバー】
「ティショットの飛距離」をスコアメイクする上でひとつの長所としているマキロイだからこそ、適したドライバーを選ぶことはとても重要なことでした。数多くのドライバーヘッド、ロフト、シャフト、スイングウェイト(バランス)、そしてアジャスタブル機能を試したマキロイは、最終的にテーラーメイドの新M2ドライバー(ロフト9.5度)で戦う決断を下しました。
マキロイの試打を描いた弾道図(別写真参照)、そしてその数値を見れば、目を見張るようなパフォーマンスを発揮していることがわかります。
・ボール初速:181マイル/時(約80.9m/秒)
・打ち出し角度:12.3度
・バックスピン量:2,119回転/分
・平均飛距離:キャリー315.8ヤード/ トータル338.5ヤード
【新M2ツアーフェアウェイウッド】
ドライバーのテスト同様に、マキロイはロフト、重量、シャフトが異なる様々なタイプの新M1フェアウェイウッドおよび新M2フェアウェイウッドをテストしました。マキロイはティショット時だけでなく、パー5での2打目でも望んだ通りのショットを放てるクラブであることを重要視し、結果的にマスターズでは2本の新M2 ツアーフェアウェイウッドを使用することを決断。以前使用していた他社製品と比べ、楽にショットできることを実感したと言います。試打では、ショット時の芝からの抜け具合にも感銘を受けていました。
【“RORSプロト”アイアン】 ※RORS(ロールズ)はマキロイの愛称。
キャリアを通じてマッスルバックアイアンを使用してきたマキロイは、米カリフォルニア州カールスバッドにあるテーラーメイド本社のR&D部門と共に開発作業に取り組みました。フェース長が短くオフセットを減らした“RORSプロト”アイアンは単にマキロイが望んだパフォーマンスを発揮しただけでなく、その見た目をも彼を満足させるものとなりました。その新しいアイアンに加え、#3および#4はP750ツアープロトアイアンを使用する予定です。
【ミルドグラインドウェッジ】
飛距離を武器としているマキロイは、パー4でのウェッジ使用回数が一般的なツアープレーヤーよりも多くなる傾向があるため、適切なウェッジを選ぶことを重視しています。マキロイが使用するミルドグラインドウェッジは、彼が好むソールデザインを機械加工することができます。結果的にショット時の接地状態を適切にすることができ、安定したパフォーマンスの発揮に貢献しています。
【パター】
テーラーメイドのツアー担当および開発担当はマキロイと共に理想的なパターを生み出すべく、作業を進めていく予定です。