ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

マキロイがパー4でまさかの『8』を叩き撃沈… “新1W”投入も来週の全米オープンは「もちろん心配」

ローリー・マキロイがまさかの“8”など、予選落ち。来週の全米オープンに向けて不安を残した。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2025年6月7日 11時00分

<RBCカナディアン・オープン 2日目◇6日◇TPCトロント(カナダ)◇7389ヤード・パー70>
 
翌週に控えた「全米オープン」の前哨戦に出場したローリー・マキロイ(北アイルランド)。2019年、22年と2度制している大会で調子を上げたかったところだが、その結果は今季初の予選落ちという波乱が起きた

【連続写真】175センチで平均320ヤード! マキロイのぶっ飛びスイング

その原因になってしまったのが、第2ラウンドの5番パー4。ティショットを右ラフに打ちこむと、残り134ヤードの第2打が165ヤードと大きくオーバーし、ボールはグリーンを取り囲んだギャラリーも越えていった。ペナルティを払ったあともグリーンに到達するまでにさらに3打を要し、最後は2メートルから2パット。クアドラプルボギーの「8」と大叩きした。

その後もショットが定まらずに8番でボギー。後半に入っても10番でボギーを叩くと、11番パー3ではダブルボギーと立て直し不能の状態に。初バーディは15番パー4。1メートルにつけてようやく1打取り戻したが、時すでに遅し。前半「40」、後半も「38」で「78」と崩れた。トータルスコアは9オーバー。マキロイの下にはわずか4人しかいないという撃沈ぶりで、大会3勝目はおろか決勝ラウンドに進むことすらできなかった。

ラウンド後にはメディアの取材に応じ、次週の全米オープンに向けて不安かと聞かれると、「もちろん心配だ」と率直に答えた。「こんなスコアは出したくない。新しいドライバーを手にしたから、うまくいくと思ってここに来たがそうはならなかった」と、新たな1Wについて言及した。「44インチに戻した。もっとコントロールできると思ったのに」と悔しさがこみ上げる。

5月の「全米プロ」は、大会で行われたドライバーの反発係数テストで不適合とされ、バックアップのドライバーで戦ったが、結果は47位と振るわなかった。本来テストの結果は守秘されるべきだがマキロイの名前がリークされ、それに腹を立てて4日間無言を貫き、コースを去るという“騒動”に発展した。

今週は予選落ちにもサバサバした表情でメディアと対峙。「来週のオークモントでは、何よりもフェアウェイを攻めることが大切だ。まだティショットで欠けているモノを探しているところだ。その部分がうまくいけば、すべてがうまくいく。今はそれができていない…」と苦しい胸中を吐露した。

カナディアンオープンは2度の勝利を挙げているが、このTPCトロントは初参戦でもあった。「週末は自宅に戻って練習だ」。フロリダ州へと向かい、ネジを巻き直す。(文・武川玲子=米国在住)

関連記事

この大会のニュース

PGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. 国内女子
    開催前
  2. 米国男子
    開催前
  3. 米国男子
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    イスコ選手権
  4. 米国女子
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    アムンディ・エビアン選手権
  5. ステップ・アップ
    開催前
    2025年7月10日 7月12日
    ロイヤルメドウカップ
  6. DPワールド
    開催前
  7. DPワールド
    開催前
    2025年7月10日 7月13日
    イスコ選手権
  8. アマチュア・その他
    開催前

おすすめコンテンツ

関連サイト