<シェブロン選手権 事前情報◇22日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
「現地で見てもらうと自信にもなる。ラウンド中も攻め方の話ができたりするので、いい。この状態を試合で発揮できるように頑張りたい」
山下美夢有は、コーチの父・勝臣(かつおみ)さんが駆けつけたコースで、スイング面のねじ巻きに成功した。強い気持ちで、2つ目のメジャータイトル制覇へ向かっていけそうだ。
これが3度目の大会出場。ただ今年からコースは米男子ツアー「テキサスチルドレンズ・ヒューストンオープン」も開催される、テキサス州のメモリアル・パークGCに変わった。当然、イメージは異なる。「全体的に距離が長くて、下(地面)がウェットなので全然ランも出ない。セカンドでウッドを打つ機会が多くなるし、その精度が試される。砲台のグリーンもきつい」。長いクラブで“点”を狙う必要があるため、スイング面の不安は大敵にもなる。前週はアドレスに違和感も覚えていたが、「フィーリング自体、だいぶ良くなったと思う」と修正を施すことができた。
昨年、メジャー大会「AIG女子オープン」(全英)を制した。ここはメジャー連勝がかかる場所でもある。それでも、「意識はない。今週は新しいコースだし気持ちも新鮮で、リセットできる。落ち着いて自分のプレーをできるようベストを尽くしたい」と目の前の一打に集中する気持ちは変わらない。
予選ラウンドは、昨年の「KPMG全米女子プロ」などメジャー3勝を誇るミンジー・リー(オーストラリア)と、こちらも昨年の「全米女子オープン」覇者マヤ・スターク(スウェーデン)との“メジャー女王グループ”入り。注目度の高さもうかがえる。ただ、「その辺りはあまり気にしてない。いい組で回れるのはいいことだけど、誰と回るかではなく自分のベストを尽くすだけ」と、自身にプレッシャーをかけることもない。
ここまでの米ツアー2勝は全英と、マレーシアで行われた「メイバンク選手権」で、まだ米本土での勝利はない。「セッティングは難しいけど、優勝したい気持ちはもちろんあります。そのために毎週どうしたらいいか考えている。まったく(全英とイメージは)違うし、アメリカのコースで優勝したい」と、それは本人も熱望するところだ。
大会名物、勝者が飛び込む池も18番グリーン横に“急造”された。それを見て「変わらないというか、池に飛び込めるように頑張ります。浮き輪を用意してもらおうかな」と言って笑うが、そこにダイブしたいという気持ちは強い。
「コース自体、簡単ではないし、全ホール集中力が大事。油断はできない。ボギーなくラウンドしつつ、チャンスが来た時にそこを決め切れるように。いつもとプレースタイルは変わらない」。事前のコースチェックも万全。自信を胸に戦う。

