<シェブロン選手権 初日◇23日◇メモリアル・パークGC(テキサス州)◇6811ヤード・パー72>
先週に味わった悔しさが、このメジャー舞台でしっかりと肥しになったようだ。首位と3打差の4アンダー・4位タイで滑り出した吉田優利は、「コースとの相性がいい。かなり自信を持って振れている」と凛とした表情を浮かべる。
6800ヤードを超えるコースだが、苦にはならない。むしろ、「(地面が)硬いと止めたくなる。柔らかく受け止めてくれるのがすごく相性がいい。グリーンもフェアウェイもしっかり止まってくれる」と、心地良さすら感じている。とはいえ、ここは米男子ツアーも開催されるコース。もちろん「グリーンのアンジュレーションがあって、少しミスすると落ちてしまうような難しさがある」という脅威もある。だが、5つのバーディを奪った。
大きなプレーにも恵まれた。15番でバーディを奪った直後の16番パー5。フォローの風が吹く2打目だったが、池越えのシチュエーションでグリーンは狙えない。そのため3打目勝負を選択。ただ残り100ヤードから52度のウェッジで狙ったショットは、カップまで10メートル以上の距離を残すことに。それでもこのバーディパットを決めた。「チャンス待ちというか、寄らないピンポジも多かったので、入ってくれると大きい一打ですね」と振り返る場面だ。
メジャー前哨戦となった先週の「JMイーグルLA選手権」2日目が行われた4月17日に26歳の誕生日を迎えた。だが、その日は全体最終組までカットライン上にいながら、その1組の結果により予選落ち。「あんなことあるんですね。ビックリしました」と、本人にとっても驚くできごとだったが、その後を無駄にしなかった。
「いい休みが取れたと思って。(試合は)やりたかったですけど、まだまだ続くので。日曜日に早く(ヒューストンに)入れた。先週落ちた分、練習はできているし、感覚的にも先週よりは絶対にいいと思っている」。今季はこれが8試合目だが、すでに予選落ちは4度。ケガの功名とも言えるが、ポッカリ空いた日程で、今の自分のゴルフと向き合えたことが、この日の結果にもつながっている。フェアウェイキープ率は『92.3%』(12/13)。パーオン率も『72.2%』(13/18)とうなずけるもの。パット数も『28』と、このスコアが不思議ではない数値を並べた。
「(メジャーでも)特に変わらずにやりたいという気持ちはあった。でもなかなかいいゴルフができていなかったから、少し気合いを入れて練習をしてきました」。これが9試合目となるメジャー大会での最高位は、昨年の「アムンディ・エビアン選手権」での21位。米ツアーでの最高順位は、24年「ロッテ選手権」での5位だ。この成績だけでなく、26歳初日の苦い記憶もここで塗り替えたい。

