<宮里藍 サントリーレディス 最終日◇14日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6619ヤード・パー72>
桑木志帆が5月に行われた「Sky RKBレディスクラシック」に続き今季2勝目、通算5勝目を挙げた。4日間トータル19アンダーというスコアをに貢献した14本は、1年半ぶりの勝利となった4勝目から変化はなかった。
激闘のすえに14位タイに入った前週の「全米女子オープン」から帰国したばかりで、体調面は万全とはいえない状態。4日間大会でアップダウンもきついコースながら、初日は8バーディで「64」をマークし、2日目も8バーディ(1ボギー)のビッグスコア。際立ったのは、パットの好調ぶりだった。
「初日、2日目にビッグスコアが出たのも2メートル以内が入ってくれたし、昨日(3日目)もパットをしっかり決められました。今日も前半は、外していたら優勝はなかったので、しぶいパーパットが決まったからこその優勝だと思います」
初日から「24」、「25」、「26」パット。最終日こそ前半はチャンスメークに苦しみ「28」パットとしたが、4日間でボギーがわずか3つという安定感抜群のゴルフを展開できたのはグリーン上のパフォーマンスによるところが大きかった。
永井花奈との激しいデッドヒートを繰り広げた最終ラウンドは、しびれる展開の連続。前半は1オーバーとスコアを落としたが、後半の12番パー5で3打目を50センチに寄せてバーディ。続く13番では下り5メートルのスライスラインをジャストタッチで沈めた。15番パー4では2打目をピン左奥のエッジに外し、マウンドの上というピンチを迎えるも、ここから絶妙なタッチで10センチに寄せてパーセーブ。16番の難関パー3ではティショットを2メートル強に乗せてバーディを奪うなど、要所でパターが活躍を見せた。
5月の優勝時には「ショットのようにラインを出していける」と、使用するピンタイプの効能を話していたが、ピレッティの『ポテンザLN GSS』が今大会でも結果を残した。1ラウンドあたりの平均パット数は「25.75」で全体2位の数字。「デザインもかわいいですし、打感がすごく好きで、きれいに転がってくれるので好きです」。シャープな見た目ながら繊細な削り出しならではのフィーリングが、六甲国際のグリーン攻略には欠かせなかった。
桑木といえばショット巧者のイメージが強い。パーオン率(4位)、トータルドライビング(2位)、ボールストライキング(2位)といったショット力を示す数字が今季も高水準で推移。ショットを支える13本のクラブはドライバーからウェッジまですべて信頼するブリヂストン製。今季2勝を下支えしている。そんな中で平均パット数は30位台中盤とやや見劣りしていたが、今大会のようにパットが機能すれば、さらに勝ち星を重ねることになりそうだ。
次戦は今月25日にヘイゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)で開幕する「KPMG全米女子プロ選手権」。信頼感が高まった14本とともに、今季2戦目の海外メジャー大会に最高の形で臨めそうだ。
【桑木志帆の優勝セッティング】
1W:ブリヂストン BX1LS(9度/ディアマナBB53S)
3W:ブリヂストン B1ST(15度/ディアマナWB53S)
3,4U:ブリヂストン BX2HT(19,22度/TENSEI 1K HY70S)
5I~PW:ブリヂストン 241CB(N.S.プロGH850 S)
48,52度:ブリヂストン BITING SPINプロト(N.S.プロGH950 S)
58 度:ブリヂストン BITING SPIN(N.S.プロGH950 S)
PT:ピレッティ ポテンザLN GSS
BALL:ブリヂストン ツアーB XS
