<メキシコ・リビエラマヤオープン 2日目◇1日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
西村優菜はトータル2オーバー・62位でホールアウトし予選通過を決めると、アテストエリア付近でキャディと15分間ほど話し込んだ。「毎週カットラインを気にしながらのラウンドになってしまっている、と相談しました。『年を取っているから経験豊富だ』って言ってくれて。いい人ですね」。キャディの優しさに感謝しながら、目には悔し涙を浮かべた。
先週土曜日に左首を痛め、それを抱えながらの強行出場となった。初日は1アンダーで完走。「きょうは動きも良くなったし、動く範囲も広がった。ただ、きのうに今までと違う動きをしてしまったから、そことのギャップを感じながらのスイングだった」。痛みは落ち着いたがスイングに気持ち悪さを抱き、3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「75」と落とすことになった。
6番で3パットのボギーを喫してから、流れが悪くなった。8番パー3では好感触のティショットがグリーン右にあるレッドペナルティエリアに入った。「いいショットでグリーンにヒットしたと思ったけれど、傾斜で池につかまってしまった。情報不足です」。首痛でプロアマに出場できず、練習ラウンドもできなかった。事前のケース確認が十分にできなかった影響でもある。
後半12番を終えて、トータル4オーバーの圏外まで落としたが、14番、そして最終18番でバーディを奪ってなんとか滑り込んだ。18番パー5は最も易しいホール。「絶対にバーディが必須。割と簡単なホールだったのはラッキーだった」。カットラインを意識しながら7番ウッドでピン左5メートルに2オン。イーグルパットはカップに届かなかったが、2パットで確実に決めてのバーディ締めだった。
今大会終了後にはリシャッフル(出場優先順位の見直し)が実施される。現在104位のポイントランキングを80位以内まで上げるのがミッションだ。「初日が良い感じのスタートだったので、もっと上をみてラウンドしたかった」。ただただ、悔しさをにじませた。
「上を見なきゃいけない自分の立ち位置。いい試合だったと言えるようにしたい」。週末の2日間が残されている。赤くなった目で力強く前を向き、まずはコンディションの回復に努める。(文・笠井あかり)

