<メキシコ・リビエラマヤオープン 2日目◇1日◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇6583ヤード・パー72>
ディフェンディングチャンピオンが週末不在という最悪の結末は、なんとか回避された。岩井千怜が2バーディ・1ボギーの「71」で回り、初日85位からトータル2オーバー・62位に浮上。薄氷の予選通過に「まずはホッとしています」と胸をなで下ろした。
10番のボギー発進から流れに乗れずに停滞した。前半で奪ったバーディは平均スコア「4.402」と最も易しい18番パー5のみ。カットライン圏外でのプレーが続き、「きょうはもうダメかな…」という弱気な思いも頭によぎった。
その矢先の7番パー5。3打目は4メートルとチャンスにつけきれなかったが、これが決まった。続く8番パー3、9番は難度の高いホールで、とりわけ8番は初日にダブルボギーを喫している。「ここ(7番)を獲れなければ、8番、9番は難しいのでチャンスがないなと思っていた。奇跡的に入ってくれて運が本当によかったです」。2週連続の予選落ちを回避。昨年、寵愛を受けたメキシコの女神がほほ笑んでくれた。
前年覇者としてではなく、一人の選手として、4日間を戦えることがまずはうれしい。「決勝ラウンドではバンバン攻めて、トライしていきたい。今週はパッティングが決め切れていなくてショートが多い。オーバーできるように打っていきたい」。昨年は2位に6打差をつける圧勝だった。今年もそんな爆発的なプレーを見せたい。
双子の姉・明愛は終盤16番にダブルボギー、最終18番でボギーと崩れて「74」と落としながら、同じく62位で予選を通過。最終18番はティショットが右のOBに入る、苦しいエンディングだった。
予選ラウンドでは世界ランキング1位に返り咲いたネリー・コルダ(米国)と地元メキシコのギャビー・ロペスとの超注目組入り。ネリーとは初の同組で、初日には「いろいろ勉強できると思う。アプローチとかどうやって打つんだろう、と研究しながら回っていました」と刺激を受けていた様子だった。
そのネリーは、先週の海外メジャー「シェブロン選手権」を制した勢いそのままに、首位で週末に向かう。メキシコにもネリー旋風が巻き起こるなか、岩井ツインズも週末に存在感を示したい。(文・笠井あかり)

