<中日クラウンズ 2日目◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
2017年大会の優勝者であり、昨年は2位に食い込んだ宮里優作が「68」で回り、トータル5アンダーの9位タイと今年も好位置につけている。和合での実績、経験は十分だが、難コースを前に「悪いイメージしか出てこない」。慎重に、丁寧に、ベテランらしいゴルフで今年も最後まで優勝争いに加わってきそうだ。
当初のスタート予定は午前7時30分。これに合わせて、宮里は午前5時30分にコース入りした。しかし、強い雨でスタートは1時間遅れ、さらに途中で2時間の中断を挟む長い一日に「眠いです」と苦笑いだった。
インスタートの11番でグリーン奥のカラーからパターで8メートルを沈めて幸先よくバーディが先行したものの、その後はパーが続く展開。後半に入り、3番で3パットのボギーを叩いたところでプレーは中断となった。「悪い流れだったので自分にはいい中断だと思いました」。再開後は5番で2メートルを沈めると、続く6番はチップインと連続バーディで流れを引き戻した。
番手間など中途半端な距離が残った時は攻めたい気持ちをグッとおさえ、コントロールできる距離が残るのをひたすら待つ我慢のゴルフ。「前半は流れが悪くてずっといい距離が残らなかったですね。我慢してつまらないショットばかり打っているので手ごたえはないです」。それでも、我慢し続けられるのは経験のなせる業だろう。
「狭いコースだけど視野を広く持つようにしています。例えば、左のピンならティショットは右のラフでもいいという感じで」。そう話した後に6番のバーディを改めて振り返り「左手前のピンだったので絶対に行ってはいけない左ラフからでしたね」と笑みを浮かべた。
クラブについても試行錯誤中で、先週は昨年使用していたアイアンをバッグに入れたが、今週は「東建でも使った8年ぐらい前のアイアンに戻しました」。古いクラブだが、当時からスペアとしてキープしていたため、ピカピカの新品。ドロー、フェードとボールを曲げてコントロールできる点が直進性の高い最新のクラブより和合向きだという。
「ちょっと風と合わなくなると劣勢になるので、細心の注意を払って4日間を終えたい、それだけですね」。宮里といえば沖縄出身で知られるが、すでに10年以上暮らしている名古屋の人。地元の応援を受け、9年ぶりの大会2勝目を虎視眈々と狙っている。(文・田中宏治)
