<JMイーグルLA選手権 最終日◇19日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
3日目の競技終了後、勝みなみにうれしい知らせが届いた。大会賞金の増額が電撃発表。総額は100万ドル増の475万ドル(約7億5300万円)、優勝賞金は71万2500ドル(約1億1300万円)で、メジャーと最終戦を除く“平場”の最高額となった。
「めっちゃお金大好き(笑)。こっち(米ツアー)にきたらお金かかるじゃないですか。ご褒美も買いたいものもある。モチベーションになりますよね。試合をやってくれることもありがたいのに、賞金も上げてくれて…。みんなの原動力になっていると思います。めちゃめちゃ頑張りました」
静かに闘志を燃やした。19位から出た最終日は、6バーディ・2ボギーの「68」と伸ばし、トータル12アンダー・7位タイでフィニッシュ。13万789ドル(約2066万円)を“ガッツリ”稼いだ。
とはいえ、「全然、満足いっていないです」というのが正直な気持ち。1番パー5をバーディ発進としたものの、ティショットを左に曲げた3番、バンカーから寄せきれなかった6番パー3でともにボギー。「前半は危険なところにいって“ボギーチャンス”もあったけれど、最低限のボギーで収められた」としながら、序盤の出遅れは否めなかった。
それでも、7番からの連続バーディでカムバック。左に行きがちだったショットは、シンプルに「体を回す」ことだけを意識することで修正。アプローチで寄せた11番パー5、84ヤードから花道を使って転がし80センチにつけた14番と、リズムよくバーディを奪い、上位勢に食らいついた。
終盤にかけて、感覚が研ぎ澄まされていく。16番パー5では152ヤードから9番アイアンで2オンに成功し、傾斜を利用して3メートルにピタリ。イーグルチャンスについた。最終18番でも右2.5メートルにつけた。だが、続くパットはいずれもカップの左フチに蹴られ、思わずグリーン上にうずくまった。
「入れたかった~。パターのフィーリングがあまりよくなかった。もっとバーディを取れたという悔しさはあるけれど、チャンスが作れているのはショットがいいからこそ。来週までにいいフィーリングをつかみたい」
来週は海外メジャー「シェブロン選手権」(23日開幕、メモリアル・パークGC/テキサス州)。5大メジャーの初戦だ。「やっぱりメジャーは特別。どの選手も勝ちたいと思う試合で、私もそう。きょういいゴルフができて調整はバッチリ。来週も楽しく頑張りたい」。ちなみに、シェブロン選手権の優勝賞金は120万ドル、日本円で約1億9000万円だ。(文・笠井あかり)

