<ヨネックスレディス 事前情報◇4日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>
先週、プレーオフまで進出し、自己最高の2位となった吉澤柚月は「直近上位3人枠」で今大会に出場する。正規の18番のバーディパットを振り返り「これを入れたら来週も出られるというのと、プレーオフをしたいという両方の気持ちで打ちました」。初優勝と同時に、今週も次戦の出場権が得られる3位以内を目指してプレーする。
プロ3年目、デビューから47試合で一度もトップ10入りがなかった吉澤の奮闘はインパクト絶大だった。「インスタグラムのフォロワーが2万人から2万8000人に増えていてビックリしました」。多くのファンから“感動した”というコメントも寄せられた。「自分はただ必死だったので、ああいうので感動するんだなって…」。自分のプレーが人に感動を与えたことに不思議な感覚を覚えた。
そんななかで迎える今大会は海外メジャー「全米女子オープン」と同週開催ということもあり、プレーオフを戦った河本結ら上位陣が不在。初優勝を狙う選手たちにとってはチャンスともいえる状況だが、そのこと以上に「自分も全米とか、全英とか、大きな舞台に立ってみたい」という思いが強くなった。
その最短ルートとなるのが、来週の「宮里藍サントリーレディス」。上位2人に入れば、「AIG女子オープン」(全英)の出場の道が開ける。「サントリーはマンデー(主催者推薦選考会)からなので、今週も3位以内を目指したいですね」。初優勝と同時に、今週も次戦の出場権獲得が目標。直近上位3人枠での出場を繰り返して、メジャー切符獲得となれば、過去に例のない快挙だろう。
海外メジャーだけではない。先週の活躍で早くもキャディからは日米共催の「TOTOジャパンクラシック」(11月)に向けて逆オファーも届いた。「もちろん出たいんですけど、終わったばかりでそこまで考えられていなかったのでビックリしました」。出場資格はメルセデス・ランキング(MR)35位以内(富士通レディース終了時点)。現時点でMR18位とあってチャンスは十分にある。
シード獲得(MR50位以内)はもちろん、最終戦の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」出場も今では現実的な目標。「ハードルはたくさんあるんで頑張りたいと思います」。今週は月曜、火曜の2日間を休養に当ててリフレッシュ。新たな気持ちで、ひとつずつ目標をクリアしていく。(文・田中宏治)
