<全米女子オープン 事前情報◇3日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇6699ヤード・パー71>
「いつもの試合と雰囲気が違うのでワクワクしています」。日本ツアー年間女王の佐久間朱莉が、初出場となる全米女子オープンを前に声を弾ませた。
先週の国内女子ツアー「リゾートトラスト レディス」を16位で終えると、そのまま米国へ移動。慌ただしいスケジュールのなか、「9時間のフライトで8時間寝ちゃいました」と苦笑いを浮かべるほど疲労は溜まっていた。
日曜日に現地入りし、月曜日からコースチェックを開始。「グリーンが大きいホールもあれば小さいホールもある。いろいろなところにピンが切られるので、日によってコースの印象も変わってくる」。女子トーナメント初開催となるリビエラCCの印象をそう語った。
多くの選手が警戒するラフについても、「(芝が)硬くて、逆目になれば食われてすごく難しくなる。割り切って、しっかり振らないといけない。そこのジャッジをしっかりしていきたい」と気を引き締める。
これまで海外メジャーは3試合を経験。2024、25年の「AIG女子オープン」(全英)と今年の「シェブロン選手権」に出場した。最高成績は24年のAIG女子オープンでの60位。残る2試合は予選落ちという戦績だ。
「今年は出られる試合に全て挑戦したい」
海外メジャーへの意欲は強い。だからこそ今大会も、「出来れば来年の出場権をゲットして帰りたい」と、翌年大会の出場権が与えられるトップ10入りを視野に入れている。
昨年は日本ツアーで年間女王に輝き、今季も開幕戦を制覇。ここまでメルセデス・ランキング首位を走るなど好調を維持している。一方で、「最初の方は楽しんでプレーできていたんですが…」と振り返るように、ここ数試合は思うようなプレーができていない感覚もある。12試合に出場して優勝を含むトップ10入り7回と成績は安定しているものの、初日に出遅れて追い上げる展開も少なくなかった。
「勝ちたいのにうまくいかない」。そんなもどかしさを抱えながら戦ってきたが、先週からは考え方を変えた。「ゴルフを楽しんで、結果は後からついてくる」。そう言い聞かせながら、年間女王は世界最高峰の舞台へ挑む。(文・齊藤啓介)

