<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目◇21日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>
米ツアー72勝のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が単独首位で最終日を迎えることになったブルック・ヘンダーソン(カナダ)を絶賛した。プロ1人と各界のセレブ2人が同組で回る本大会。会場のリゾート内に住居を構え、セレブ部門に出場しているアニカが2日目に続いて3日目もブルックと回り、強さの秘密を語った。
「彼女の態度が好き。彼女はゴルフにとってすばらしいアンバサダー」。冷静にプレーを進めるブルックの強さが生まれるのは、まずその態度からだという。「エキサイトもしないし、いいプレーができなくても怒ったりしない。だから勢いがついたときも続くし、そのほうがリカバーもしやすい」。
ともに6バーディを奪った初日、2日目から一転、3日目は耐える時間が長かったブルック。おもしろいように決まっていたパッティングがこの日はカップに沈まない。14、15番で短いバーディパットを外しながらも、16番では10メートルはあろうかという下りのスライスラインをねじ込んだ。その結果、4バーディ・1ボギーと3つ伸ばし、2位に3打のリードを持って通算13勝目に王手をかけた。
「いい日になればいい」と最終日に臨むブルック。「勝つためのものはすべて持っている」とアニカも太鼓判を押す。クラブ契約一新、腰痛からの回復。2位タイはネリー・コルダ(米国)に畑岡奈紗と相手に不足なし。新年を気持ちよくスタートさせるために、最終ラウンドは冷静に勝利をつかみにかかる。