<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇9日◇茨城GC西コース(茨城県)◇6718ヤード・パー72>
ツアー通算4勝の河本結が、初のメジャー優勝へトータル3オーバーの2位タイで最終日に向かう。平均ストロークは今季ワーストの『79.7424』。2011年「日本女子オープン」第3ラウンド以来となる“全員オーバーパー”というタフな一日を、「どうしても力が入っちゃうから、力を抜いて」ということを心がけ、なんとか上位を維持した。
「ストレスは大きかった」という心境は隠さない。それでも涼しげな表情でプレーする姿が印象的だ。前半の5番でバーディが先行。だが、その後は、どれだけ耐えても13番までに4つスコアを落とした。
そんななか、58度を握りグリーン右手前から15ヤードの3打目アプローチを直接決めた14番パー4では力強いガッツポーズも披露。「13番でティショットがラフに落ちて、そこがディボットだった。バンカー越えの寄らないところ。アンラッキーの後にラッキーが来たから“よっしゃ!”って感じでした」。思わず感情があふれ出した。
2メートルのバーディパットを外した10番を「キー」に挙げる。「流れを切ってしまった」。最終18番のダブルボギーも悔やむが、それでも踏みとどまった。後半に見たスコアボードで、他の選手も苦しんでいることを事実として把握。「ピン位置も相まって、めちゃめちゃ難しかったです。まさにムービングデーでしたね」。選手たちの誰にとっても長い一日だった。
最終日最終組のひとりとして、首位に立つ福山恵梨との1打差を追う。「ここまでワクワクするのはひさしぶりな感じ。優勝争いのワクワクというよりは、このコースを攻略するワクワク。勝負ではなくゴルフをすることにワクワクしています」。ショットが安定していたことも手応えにつながる。胸の高鳴りを感じながら、目指している「年間女王」にも近づくビッグタイトル獲得へと向かっていく。(文・間宮輝憲)
