2016年 ヨコの動きからタテの動きを使うように変化
13年までは、ヨコに揺さぶりながらスイングしている印象でしたが、16年になると、タテに体を使うようになっています。さらにショットの安定感が増し、飛距離も伸びたのではないかと思いますね。(実際、ドライビングディスタンスが15-16シーズン294.5ヤードから16-17シーズンは303.3ヤードに伸びている)
顕著なのが左足の使い方。テークバック時に左足を外に回すように使っています。11年、13年のスイングでは、スイングと同じ方向に力が加わっている(内側に回す)ので、トップで左ヒザがやや右を向いていましたが、外に回すことで左ヒザが正面を向き続けている。これにより、切り返しの瞬間に沈み込む動きも大きくなり、インパクト付近で地面を蹴る力も上がっています。タテに体を使えるようになったと言えるのです。
また、左足を外に回すことで、上半身との捻転差も大きくなります。トップの位置はほとんど変わらなくても、捻転差が大きくなれば飛距離につながる。タテの動きも相まって、かなり飛んでいたはずです。