パターのフェース面で変わるのは反発でなく打感と音! 最新モデル9選
スコッティ・キャメロンに代表されるノンインサートのミーリング、そしてオデッセイに代表されるさまざまな種類のフェースインサート。“フェース面”で一体何が変わる?
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2024年1月31日 06時01分
硬い素材のフェースなら打音が大きくなるし、ソフトなモノなら小さくなる。ただし、同じ素材でもボールとの接触面積が減ると音の大きさは変わってくる。インパクトしたときにヘッドが振動し、それがネグリップへと伝わり、最終的に打感として感じ取る。この振動はボールとの接点である『フェース面』の素材や構造で変わる
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芯を喰ったときの反発性能の差は小さいが、トゥやヒールに打点を外した場合は話が変わってくると筒。「部分ごとに肉厚やミーリングの深さを変えるなど、芯を外してもボール初速や方向性がズレにくくなるよう工夫された『フェース面』もあります。フィールだけでなく、ミスヒットの強さも加味して選ぶと良いでしょう」 (撮影:山代山代)
パターというと多彩なヘッド形状やネックに目が行きがちだが、フェース面もかなりの種類がある。最近ではAIが設計したモデルも登場し、「ミスヒットに強い」と話題になっているが、結局のところ、フェース面で何が変わるのだろう。“ギアコーチ”の筒康博が解説する。
「フェースの肉厚やミーリングの深さなどを変えて、芯を外してもコロがる距離が変わりにくい工夫がされていることも事実ですが、それ以上に注目したいのは打音や打感が変化することです。パターではフィーリングも大きな性能のひとつ。ゴルファーそれぞれ感性が違いますから、それに対応するためにさまざまなフェースが必要になるわけです。
物理的な話をすれば硬く、音が大きいフェースは飛ぶイメージに、ソフトで音が小さいフェースは飛ばない感触になります。しかし、飛ぶフィールのフェースだから緩むこともあれば、飛ばないフェースだからしっかり打てる、といったこともありますので、フェースの特性をしっかり理解した上で、試打を行い、もっとも気持ち良く打てるモデルを選ぶと良いでしょう」
例えば、人気のスコッティ・キャメロンの『スーパーセレクトシリーズ』のディアルミルドフェースは、ソリッドな打感で打音もしっかり目。パットは感覚重視という人に合うモデルと言える。
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