筒流“カルカタ”スペックの衝撃!飛ぶ打ち方をクラブが教えてくれた件
テーラーメイド『M3 460』を購入するつもりで打ちまくった筆者。ところが、同行してくれたPCM筒康博のマイドライバーを打ったところ、衝撃が走りました…。この男、すべり芸だけじゃありません。クラフトマンとしてただ者ではないなぁ…と。
配信日時: 2018年1月29日 13時46分
「軽・硬シャフトはヘッドスピードが上がる。シャフトに負荷を正しくかければぶっ飛ぶ」(筒)
―― バキッ!!! ――
筆者 「本当にすごい、何このクラブ。44インチなのに何球打っても自分の45.75インチのクラブでは絶対に届かないところまで行ってる…。コレ、持って帰る!というか、売ってください」
P編 「ダメだよ。人のエースドライバーを盗るんじゃないッ」
筒 「いやぁ〜、やっぱりしなり戻りというか、【圧のかけ方】を教えたのがまずかったですね、村田さん。あの頑固なシャフトクロスが収まっちゃいましたよ。ていうか、人のクラブで持ち主よりも遥かに上回るのやめてもらえません?長岡さんの球が脳裏に焼き付いて、今度から打つのが嫌になるじゃないですか…」
筆者 「筒さん、【圧のかけ方】って?やっぱり、このクラブが飛ぶ理由はシャフトにありますよね?感じましたよ、そこは」
筒 「シャフト自体が飛ばすんじゃないんです。ヘッドも組み方もトータルのクラブとしての性能がボールを飛ばすんです。打ち方とクラブのマッチングというか、正しい力の使い方をクラブが教えてくれることもあるんです。もちろん、組み方としてシャフトには大きな秘密はありますよ。手元が硬くて5Sを44インチに先端カットして、短い分、シャフト全体の剛性が上がってます。ヘッドも扱いやすくニュートラルで弾きのいいムジークだし、ヘッドがやや軽めです。C3バランスになりますから、ヘッドの効きが減って余計にシャフトは硬く感じるはずです。総重量が290gの割に、かなりシャフトがしっかりしていると感じたはず」
筆者 「はい。それより【圧】の話しは?」
筒 「ちょっと聞いて。総重量が軽くてヘッド側が軽いので、極端なことを言えば、軽い棒だけを振っている感覚寄りになるわけです。その方がヘッドスピードは誰でも上がりますよね?これが軽・硬シャフトというか、ボクにとって【カルカタ】スペックの最大の魅力なんです。よくある45.75インチ・D2でシャフトがかなりしなる290gより、自分の軽くて硬い44インチ・C3の290gとヘッドスピードが最低でも2m/sくらい変わるイメージですね。たとえ短くても。なので、普段ボクが合わないクラブの試打の際にヘッドスピードが42、3m/sになるのはそれが理由で、自分のクラブだったら45m/sは普通に出ますよ」
筆者 「なんでこんなに短いのに…。謎だわぁ〜」
筆者 「本当にすごい、何このクラブ。44インチなのに何球打っても自分の45.75インチのクラブでは絶対に届かないところまで行ってる…。コレ、持って帰る!というか、売ってください」
P編 「ダメだよ。人のエースドライバーを盗るんじゃないッ」
筒 「いやぁ〜、やっぱりしなり戻りというか、【圧のかけ方】を教えたのがまずかったですね、村田さん。あの頑固なシャフトクロスが収まっちゃいましたよ。ていうか、人のクラブで持ち主よりも遥かに上回るのやめてもらえません?長岡さんの球が脳裏に焼き付いて、今度から打つのが嫌になるじゃないですか…」
筆者 「筒さん、【圧のかけ方】って?やっぱり、このクラブが飛ぶ理由はシャフトにありますよね?感じましたよ、そこは」
筒 「シャフト自体が飛ばすんじゃないんです。ヘッドも組み方もトータルのクラブとしての性能がボールを飛ばすんです。打ち方とクラブのマッチングというか、正しい力の使い方をクラブが教えてくれることもあるんです。もちろん、組み方としてシャフトには大きな秘密はありますよ。手元が硬くて5Sを44インチに先端カットして、短い分、シャフト全体の剛性が上がってます。ヘッドも扱いやすくニュートラルで弾きのいいムジークだし、ヘッドがやや軽めです。C3バランスになりますから、ヘッドの効きが減って余計にシャフトは硬く感じるはずです。総重量が290gの割に、かなりシャフトがしっかりしていると感じたはず」
筆者 「はい。それより【圧】の話しは?」
筒 「ちょっと聞いて。総重量が軽くてヘッド側が軽いので、極端なことを言えば、軽い棒だけを振っている感覚寄りになるわけです。その方がヘッドスピードは誰でも上がりますよね?これが軽・硬シャフトというか、ボクにとって【カルカタ】スペックの最大の魅力なんです。よくある45.75インチ・D2でシャフトがかなりしなる290gより、自分の軽くて硬い44インチ・C3の290gとヘッドスピードが最低でも2m/sくらい変わるイメージですね。たとえ短くても。なので、普段ボクが合わないクラブの試打の際にヘッドスピードが42、3m/sになるのはそれが理由で、自分のクラブだったら45m/sは普通に出ますよ」
筆者 「なんでこんなに短いのに…。謎だわぁ〜」
「【圧がかかる】とは、ヘッドと手元の位置関係が正しく、しなり戻るタイミングがいいこと」(筒)
筆者 「普通、軽シャフトで軽バランスだと、ヘッドが暴れてどうしようもないというイメージだったんですが、なぜか違ったんですよ。不思議なことに…」
P編 「筒さん、【圧のかけ方】について説明してあげて」
筒 「我々PCMラボのチームでそういう呼び方をしているだけですが、インパクトで力を集約させて飛ばせる当て方というものが存在します。主にはヘッドと手元の位置関係の正確さを表すのですが、手元が先行し過ぎてもダメ、ヘッドが先行し過ぎてもダメ。シャフトがしなり戻りすぎるのもダメ、しなり戻らないのもダメ。手元がややハンドファーストで、シャフトのキック、しなり戻りのタイミングが合っていて、インパクトロフトが立ちながらもわずかにアッパー軌道で入る当て型があります。それらを総合して【圧のかかったインパクト】と表現するのですが、これができるとすごくボールが飛びます」
筆者 「それ、普通は弾道計測器とか高速度カメラなんかで見ないといけないと思うんですが、肉眼でそんなのわかるんですか?」
筒 「何年ゴルファーのスイングを見てると思ってるんですか。見りゃわかりますよ。でも、実際のインパクトロフトや細かい打点などは、GEARSで見るのが一番です。ちょっと以前のスイングと見比べてみましょうか」
P編 「筒さん、【圧のかけ方】について説明してあげて」
筒 「我々PCMラボのチームでそういう呼び方をしているだけですが、インパクトで力を集約させて飛ばせる当て方というものが存在します。主にはヘッドと手元の位置関係の正確さを表すのですが、手元が先行し過ぎてもダメ、ヘッドが先行し過ぎてもダメ。シャフトがしなり戻りすぎるのもダメ、しなり戻らないのもダメ。手元がややハンドファーストで、シャフトのキック、しなり戻りのタイミングが合っていて、インパクトロフトが立ちながらもわずかにアッパー軌道で入る当て型があります。それらを総合して【圧のかかったインパクト】と表現するのですが、これができるとすごくボールが飛びます」
筆者 「それ、普通は弾道計測器とか高速度カメラなんかで見ないといけないと思うんですが、肉眼でそんなのわかるんですか?」
筒 「何年ゴルファーのスイングを見てると思ってるんですか。見りゃわかりますよ。でも、実際のインパクトロフトや細かい打点などは、GEARSで見るのが一番です。ちょっと以前のスイングと見比べてみましょうか」
P編 「私の場合は、左手のコントロールでこの【圧のかかる打ち方】がしやすいんだけど、君の場合はシャフトのしなり戻るポイントを意識すると分かりやすいようだね。GEARSでスイングをチェックしてみても、以前のスイングよりダウンスイングの回転半径が小さくなっているよ。いずれにせよ、軽くて硬い筒さんの特別な【カルカタ】スペックを打つことと、筒さんのしなり戻りのアドバイスでたまたまそれが理解できたとしか思えない。普通はあり得ないことだよ」
筆者 「タメて打つと、大体過去の経験だとスピン量が増える記憶があるのに不思議です。でも、一般的な【カルカタ】の定義って、今回の筒スペックとはちょっと違うんじゃないですか?軽量シャフトは長尺にする人も多いと聞きますし」
筆者 「タメて打つと、大体過去の経験だとスピン量が増える記憶があるのに不思議です。でも、一般的な【カルカタ】の定義って、今回の筒スペックとはちょっと違うんじゃないですか?軽量シャフトは長尺にする人も多いと聞きますし」
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