ガルシア移籍後初勝利の立役者!三菱ケミカル『クロカゲXD』のアマ試打レポ
大型の発表が立て込んでいたため、今週月曜日に行われた三菱ケミカルの試打レポが遅くなりました。いつも通り、マニアックチームとの議論ですが、なぜか今回はマーク金井さんも乱入で……。
配信日時: 2018年1月21日 08時33分
先端部は【デュアルコア】で、金属繊維が強化されたが…
筆者 「はい、シャフト先端部分ですが、これについてはインパクト付近で動きを感じるものだと思います。先端ってどこのこと?ってなると思うのですが、クラブの重心ポイントである先端から25cmくらいより先のことを先端とボクは表現しますかね。で、出球の高さやつかまり、スピン量の入り具合とフェースが左を向きやすい度合いで、柔らかいか硬いかを判断します。『XT』は先端にメタルコンポジットでチタンニッケルの金属繊維で補強しただけあって、先端の剛性がすごく高くて、絶対に左にいかないくらいの強烈な先端剛性を感じました。で、今回の『XD』はそれが2層になって【デュアルコア】になってます。二重になったと聞けばもっと硬いのか?と思いきや、『XT』よりも粘りのある硬さになった感じがしました。『XT』より『XD』の方が出球が高い印象なので、そう感じるのかもしれません」
P編 「間違ってないよ。確かに『XD』は『XT』より出球が高くて低スピンだ。だからガルシアは…」
筒 「村田さん、ステイ!!じゃあ、シャフトのセンター部分は?」
筆者 「あくまでも、ボクの場合ですよ?シャフトのセンター部分は一番しなるというか、真ん中ですからしなり量が一番大きくなるのは当然ですよね?だから、タイミングと復元の速さに大きくフィーリングとしては影響すると思います。『XT』の方がボクは『XD』よりも剛性を感じました。ただ、この復元の速さって、単純な剛性と=だとも言えない気がします。いい素材を使っているシャフトって、剛性がそんなに高く出ていなくても、復元力ががあるというか、しならせたときの復元への反応がいい気がしています。『XD』には、この部分をすごく感じたんですよね。反応の良さ、復元の速さ。だから、最初はけっこうえらい目にあいました…」
筒 「最初はチーピンの嵐だったんですよね?スイングが【脳内レッスン】で複雑骨折していたと」
筆者 「はい。最初、グリップ内部の硬さを感じてしまって、そして中間部の反応がいいので、タイミングをつかめないまま適当に打っていると、復元の速さでチーピンが出ていました。そこに通りかかったマーク金井さんが、ボクを救ってくれたんです」
P編 「間違ってないよ。確かに『XD』は『XT』より出球が高くて低スピンだ。だからガルシアは…」
筒 「村田さん、ステイ!!じゃあ、シャフトのセンター部分は?」
筆者 「あくまでも、ボクの場合ですよ?シャフトのセンター部分は一番しなるというか、真ん中ですからしなり量が一番大きくなるのは当然ですよね?だから、タイミングと復元の速さに大きくフィーリングとしては影響すると思います。『XT』の方がボクは『XD』よりも剛性を感じました。ただ、この復元の速さって、単純な剛性と=だとも言えない気がします。いい素材を使っているシャフトって、剛性がそんなに高く出ていなくても、復元力ががあるというか、しならせたときの復元への反応がいい気がしています。『XD』には、この部分をすごく感じたんですよね。反応の良さ、復元の速さ。だから、最初はけっこうえらい目にあいました…」
筒 「最初はチーピンの嵐だったんですよね?スイングが【脳内レッスン】で複雑骨折していたと」
筆者 「はい。最初、グリップ内部の硬さを感じてしまって、そして中間部の反応がいいので、タイミングをつかめないまま適当に打っていると、復元の速さでチーピンが出ていました。そこに通りかかったマーク金井さんが、ボクを救ってくれたんです」
元祖・人間試打マシーン。インパクトを科学するマーク金井の助言が凄い!
筒 「マークさんはなんてアドバイスしたんですか?」
マーク金井 「長岡くん、そんなスイングやったらチーピンしか出ぇへんでぇ〜。シャフトのせいにしたらアカンわ。切り返しで反応してフェースが被る方向に反応してるから、インパクトのフェーストゥパスが壊れんねん。ボクの【インパクト解析】セミナーに一回出て。というか、フェーストゥパスを揃える意味で、長岡くん、もっとインパクトでフェースを開きにいくイメージで打ってみぃ〜」
筒 「モノマネして降臨させたというわけね。で?そのマークさんのアドバイスの結果は?」
筆者 「それがね、てきめんに効きました。チーピンって、一度でも出ると、激しく脳内が混乱してパニック状態に陥るじゃないですか。それがマークさんのアドバイスでフェースを開いたことで、素直なクラブどおりの動きを体感することが出来ました。そこから、この『XD』の感じ方自体がボクの中で変化していったんですよね。より、しなりとしなり戻りのタイミングや扱い方が感じやすくなったので、そこからはエグい球しか出なくなりました。本当にマーク金井さんには感謝しかありません」
筒 「感じ方の変化って?」
筆者 「試打の最初は、いい球を打とうとして軽く打ってました。シャフトに負荷をかけずにサラリと振ってキレイな球を打とうとしてたんです。で、中間部の反応の良さや復元の速さでチーピンしていた。マークさんのアドバイスでフェースを開くとクラブなりの素直な球は出ますが、打ち出しは右です。そこで、シャフトにしっかり負荷をかけて切り返しでしならせるように打ち方を変化させていきました。そうすると、中間部の高級な素材を使った反応の良さがきっちりハマってきて、高打ち出し・低スピンのエグい球が出始めました。しっかり、切り返しでしならせてこそ、その反力の良さで猛烈なパフォーマンスを発揮するシャフトだとわかったんです。まさに、ガルシアの打ち方にピッタリなシャフトというイメージです」
P編 「……。(マークさんめ、余計なことを…。長岡のチーピンを改善するなんて…)」
筒 「なるほどね。で、結局、総評としては長岡さんはこのシャフトを買うと決めたんですよね?3月2日発売なのに、そこまで惚れ込んだ決め手って何なんですか?」
マーク金井 「長岡くん、そんなスイングやったらチーピンしか出ぇへんでぇ〜。シャフトのせいにしたらアカンわ。切り返しで反応してフェースが被る方向に反応してるから、インパクトのフェーストゥパスが壊れんねん。ボクの【インパクト解析】セミナーに一回出て。というか、フェーストゥパスを揃える意味で、長岡くん、もっとインパクトでフェースを開きにいくイメージで打ってみぃ〜」
筒 「モノマネして降臨させたというわけね。で?そのマークさんのアドバイスの結果は?」
筆者 「それがね、てきめんに効きました。チーピンって、一度でも出ると、激しく脳内が混乱してパニック状態に陥るじゃないですか。それがマークさんのアドバイスでフェースを開いたことで、素直なクラブどおりの動きを体感することが出来ました。そこから、この『XD』の感じ方自体がボクの中で変化していったんですよね。より、しなりとしなり戻りのタイミングや扱い方が感じやすくなったので、そこからはエグい球しか出なくなりました。本当にマーク金井さんには感謝しかありません」
筒 「感じ方の変化って?」
筆者 「試打の最初は、いい球を打とうとして軽く打ってました。シャフトに負荷をかけずにサラリと振ってキレイな球を打とうとしてたんです。で、中間部の反応の良さや復元の速さでチーピンしていた。マークさんのアドバイスでフェースを開くとクラブなりの素直な球は出ますが、打ち出しは右です。そこで、シャフトにしっかり負荷をかけて切り返しでしならせるように打ち方を変化させていきました。そうすると、中間部の高級な素材を使った反応の良さがきっちりハマってきて、高打ち出し・低スピンのエグい球が出始めました。しっかり、切り返しでしならせてこそ、その反力の良さで猛烈なパフォーマンスを発揮するシャフトだとわかったんです。まさに、ガルシアの打ち方にピッタリなシャフトというイメージです」
P編 「……。(マークさんめ、余計なことを…。長岡のチーピンを改善するなんて…)」
筒 「なるほどね。で、結局、総評としては長岡さんはこのシャフトを買うと決めたんですよね?3月2日発売なのに、そこまで惚れ込んだ決め手って何なんですか?」
「KUROKAGE XDは、マイルドなエボIV」(筆者)
筆者 「あくまでボク個人の感想ですが、『KUROKAGE XD』は、“マイルドなエボIV”って感じなんですよ。同じ中間部の反力の高さという意味で被るんですが、剛性感のある『エボIV』より、粘っこい中に反力を見せる『KUROKAGE XD』の方が、ボクはタイミングが取りやすいので。あとは、出る球のエグさですね。高打ち出し・低スピン。タメて叩きにいっても左にいかない。マークさんのおかげで、このシャフトはガルシアのように打てばいいということが、頭の中でも体でも理解できたことが大きいです。だから、このシャフトにテーラー『M3 460』を挿してぶっ叩けば、常時300ヤードの頂きを再び取り戻せると勝手に思っています。ボクの試打能力は間違ってますか?」
P編&筒 「……」
筒 「長岡さん個人がそこまで『KUROKAGE XD』を気に入ったということを、誰も否定も肯定も出来ませんよ。ましてや、最初は悪い結果が出ていたものの評価が一変する経験を自分でしたわけでしょ?スイングの調子なんて日によって変わるのがアマチュアです。何か信じられるものを軸に据えられる方がいいに決まってます。それは本来プロゴルファーも同じなんですけどね、ガルシアのように」
P編 「うん、君がそう感じたことを人に伝えたい!と思うことは誰も否定できない。感動を伝えるのが我々の仕事だ。ゴルフクラブというよく分からない魔物の世界を解明し、一般ゴルファーにどう分かりやすく伝えるか?そこは君自身が下手くそなりに体感して、皆さんに伝えたいという気持ちがある限り、軸ブレせずに思う通りにやればいい」
筆者 「はい、下手クソですが、300ヤードを目標に!このシャフトとヘッドなら射程圏内です!今度、マークさんのインパクト解析セミナーに行こうっと。取材名目で!一緒に来ます?」
P編&筒 「……。(あ〜面倒くさい…。マークさんめ、本当に余計なことをしてくれたなぁ…)」
Text/Mikiro Nagaoka
P編&筒 「……」
筒 「長岡さん個人がそこまで『KUROKAGE XD』を気に入ったということを、誰も否定も肯定も出来ませんよ。ましてや、最初は悪い結果が出ていたものの評価が一変する経験を自分でしたわけでしょ?スイングの調子なんて日によって変わるのがアマチュアです。何か信じられるものを軸に据えられる方がいいに決まってます。それは本来プロゴルファーも同じなんですけどね、ガルシアのように」
P編 「うん、君がそう感じたことを人に伝えたい!と思うことは誰も否定できない。感動を伝えるのが我々の仕事だ。ゴルフクラブというよく分からない魔物の世界を解明し、一般ゴルファーにどう分かりやすく伝えるか?そこは君自身が下手くそなりに体感して、皆さんに伝えたいという気持ちがある限り、軸ブレせずに思う通りにやればいい」
筆者 「はい、下手クソですが、300ヤードを目標に!このシャフトとヘッドなら射程圏内です!今度、マークさんのインパクト解析セミナーに行こうっと。取材名目で!一緒に来ます?」
P編&筒 「……。(あ〜面倒くさい…。マークさんめ、本当に余計なことをしてくれたなぁ…)」
Text/Mikiro Nagaoka