ブリヂストンの『TOUR B JGR』がプロ・アマ問わずに好かれる理由
先週の男女ツアーで新しい『JGR』が優勝。春先からプロトタイプ『P01-7』とのモデル名で支給されていたこの『TOUR B JGR』、いま発売以来2週連続ドライバー売上ナンバーワンも記録している。一体何がいいのか? 愛用して優勝したばかりの片岡大育に聞いてみた。
配信日時: 2017年9月28日 13時05分
前作の名器『JGR』エースを失ってから、ドライバーに悩んできた片岡大育
片岡は元々ショットメーカーとして知られるが、さして飛距離の出るタイプではない。過去にはアベレージゴルファー向けの『ファイズ』のプロトタイプを使っていたこともある。ドライバーが飛ぶタイプではないからこそ、曲がらない性能にこだわるのは容易に想像ができる。ただし、筆者が見る限り、昨年の秋以降はドライバーに苦しんでいたようだ。それは名器と呼び声の高い旧『JGR』を使用していたが、2勝目を挙げた秋にヘッドを破損してしまったからだ。
その後は、破損したエースに近いものを次々とテストする様子を目にしたが、どれもしっくり来ず、エースドライバー不在に悩む様子が手に取るように伝わってきた。その結果は数字にもしっかり現れている。2015年のドライビングディスタンスは「270.7ヤード」だったが、エースが破損した2016年は「263.89ヤード」と、7ヤードも落ち込んだ。いくら曲がらないショットが武器といえど、平均飛距離が7ヤードも減ってよしとするプロがいるわけがない。片岡はこう振り返る。
その後は、破損したエースに近いものを次々とテストする様子を目にしたが、どれもしっくり来ず、エースドライバー不在に悩む様子が手に取るように伝わってきた。その結果は数字にもしっかり現れている。2015年のドライビングディスタンスは「270.7ヤード」だったが、エースが破損した2016年は「263.89ヤード」と、7ヤードも落ち込んだ。いくら曲がらないショットが武器といえど、平均飛距離が7ヤードも減ってよしとするプロがいるわけがない。片岡はこう振り返る。
「シャローで超いい顔。上がってつかまって曲がらない。10ヤードは違う感覚」(片岡)
「前作の『JGR』のエースドライバーがめっちゃよくて調子も良かったんですが、去年の秋に壊れてしまって……。その後はいろいろテストしていたんですが、どうもピッタリ来るものが無かったんですよね。ボクの場合、元々フェースローテーションをあまり使わないスイングタイプなので、慣性モーメントが大きな、つかまるタイプのヘッドがしっくり来るんです。
エースのヘッドが壊れた後、『J815』の赤いヘッドや『TOUR B』のいろんなタイプをテストしていたんですが、ヘッドの挙動がピッタリ来るものがなかった中で今年のオフシーズンに発表前の『TOUR B JGR』の黒いプロトタイプ(P01-7)をテストしたときに、“よし! この顔、ヘッドの性能ならいける”という感じになりましたね。で、6月に製品版の『TOUR B JGR』のデザインのものを渡された瞬間から、確信に変わりました。もう、ヤバイ! めっちゃいい!ってね。
前の『JGR』もすごく良かったんですが、こっちの顔の方が断然イイ。前の『JGR』はちょっとディープに感じていたんですが、元々ボクはシャローフェースの方が、球が上がりやすそうで好みなんです。『TOUR B JGR』の顔は本当に構えやすくて完璧。スイング中に感じるヘッドの挙動も、すごく慣性モーメントが大きい感じでつかまるし、上がるし曲がらない。ブリヂストンが言う“飛距離モンスター”という言葉のままですよ」(片岡大育)
言葉どおり、片岡の現時点でのドライビングディスタンスは「269.4ヤード」。本人も「10ヤード近く伸びている感覚」と『TOUR B JGR』がエースとなってから、飛距離アップを実感しているという。
考えてみれば、真芯に当たること自体が珍しい我々アマチュアゴルファーとは違い、ツアープロたるもの、どんなクラブでも常に芯近くでボールを捉えることは当たり前。しかも、その中でもショットメーカーの片岡なら尚更だ。クラブを替えて10ヤード近く伸びるのはさぞかし衝撃だったと想像がつく。
エースのヘッドが壊れた後、『J815』の赤いヘッドや『TOUR B』のいろんなタイプをテストしていたんですが、ヘッドの挙動がピッタリ来るものがなかった中で今年のオフシーズンに発表前の『TOUR B JGR』の黒いプロトタイプ(P01-7)をテストしたときに、“よし! この顔、ヘッドの性能ならいける”という感じになりましたね。で、6月に製品版の『TOUR B JGR』のデザインのものを渡された瞬間から、確信に変わりました。もう、ヤバイ! めっちゃいい!ってね。
前の『JGR』もすごく良かったんですが、こっちの顔の方が断然イイ。前の『JGR』はちょっとディープに感じていたんですが、元々ボクはシャローフェースの方が、球が上がりやすそうで好みなんです。『TOUR B JGR』の顔は本当に構えやすくて完璧。スイング中に感じるヘッドの挙動も、すごく慣性モーメントが大きい感じでつかまるし、上がるし曲がらない。ブリヂストンが言う“飛距離モンスター”という言葉のままですよ」(片岡大育)
言葉どおり、片岡の現時点でのドライビングディスタンスは「269.4ヤード」。本人も「10ヤード近く伸びている感覚」と『TOUR B JGR』がエースとなってから、飛距離アップを実感しているという。
考えてみれば、真芯に当たること自体が珍しい我々アマチュアゴルファーとは違い、ツアープロたるもの、どんなクラブでも常に芯近くでボールを捉えることは当たり前。しかも、その中でもショットメーカーの片岡なら尚更だ。クラブを替えて10ヤード近く伸びるのはさぞかし衝撃だったと想像がつく。