アダム・スコットも投入した『917』“カチャカチャ”での弾道調整はもう古い?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2016年10月12日 09時00分
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アスリートゴルファー最注目・タイトリスト『917』シリーズが登場
タイトリストの新シリーズ『917』が10月21日から発売となるが、2年に1度のモデルチェンジということで、期待しているゴルファーも多いはず。9月に発売された、ダンロップ『SRIXON Z』シリーズや、同じく10月21日に発売となるブリヂストンゴルフ『TOUR B』シリーズと並び、アスリート向けとしては最注目モデルと言えるだろう。
前作の『915』シリーズは、ジョーダン・スピースをはじめとするトッププロの勝利に貢献し、そのプロモーション効果もあり、日本国内だけでも20万本が販売されたという。大多数のメーカーがクラブ販売に苦戦する中、中・上級者向けのカテゴリーで、ゴルファーの人気を拡大させているのはほとんど異例といえるだろう。
もともとタイトリストは、国内ではどちらかと言うとマニア向けという印象で“アメリカ志向の強いゴルファー”が使うと相場が決まっていた。
前作の『915』シリーズは、ジョーダン・スピースをはじめとするトッププロの勝利に貢献し、そのプロモーション効果もあり、日本国内だけでも20万本が販売されたという。大多数のメーカーがクラブ販売に苦戦する中、中・上級者向けのカテゴリーで、ゴルファーの人気を拡大させているのはほとんど異例といえるだろう。
もともとタイトリストは、国内ではどちらかと言うとマニア向けという印象で“アメリカ志向の強いゴルファー”が使うと相場が決まっていた。
最初に人気となったのは、1998年発売の『975Dチタン』だろう。タイガー・ウッズが2000〜2001年にかけて達成するタイガースラム(※年をまたいでの4大メジャー制覇)の際に使われたドライバーで、の全キャリアの中でも、このドライバーを使用していた時期がもっともフェアウェイキープ率が高い。
多くのファンを獲得するようになったのは、2010年発売の『910』シリーズからだ。ミスの許容範囲が高くなり、弾道調整機能を搭載したこのモデルは、いま使っても遜色ないほどの出来で、使用者を一気に増やした感がある。それまで、上級者向けでロフト角8.5度や9.5度が中心に販売されていた同社が、『910』シリーズからはロフト角10.5度ヘッドの人気が高くなったという話も聞く。
その後『913』『915』と後継モデルが大ヒットとなり、今回の『917』シリーズは満を持しての登場。すでに契約プロのアダム・スコットやジミー・ウォーカーは、『917D2』を試合で使用しており、『915』から『917』へのスイッチは、前作よりも早いペースで行われているようだ。
今後はスピースなどほかの有力選手が使用することは確実だろう。私見だが、ナイキ撤退後、使用クラブの動向が注目されているローリー・マキロイが、今後使用する可能性が高いのもタイトリストなのではないかと思える。
多くのファンを獲得するようになったのは、2010年発売の『910』シリーズからだ。ミスの許容範囲が高くなり、弾道調整機能を搭載したこのモデルは、いま使っても遜色ないほどの出来で、使用者を一気に増やした感がある。それまで、上級者向けでロフト角8.5度や9.5度が中心に販売されていた同社が、『910』シリーズからはロフト角10.5度ヘッドの人気が高くなったという話も聞く。
その後『913』『915』と後継モデルが大ヒットとなり、今回の『917』シリーズは満を持しての登場。すでに契約プロのアダム・スコットやジミー・ウォーカーは、『917D2』を試合で使用しており、『915』から『917』へのスイッチは、前作よりも早いペースで行われているようだ。
今後はスピースなどほかの有力選手が使用することは確実だろう。私見だが、ナイキ撤退後、使用クラブの動向が注目されているローリー・マキロイが、今後使用する可能性が高いのもタイトリストなのではないかと思える。