キャロウェイの『MAVRIK アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年3月27日 08時00分
「ゴルファーの魔法のおもちゃ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『MAVRIK アイアン』のお話です。
<試打スペック>
ヘッド 17-4 ステンレス
フェース 17-4 ステンレス / FLASH フェースカップ(#5〜#9)、17-4 ステンレス/フェースプレート(PW、AW、GW、SW)
シャフト N.S.PRO ZELOS 7 (S)
ロフト #5/21度、#6/24度、#7/27度、#8/31.5度、#9/36度、PW/41度、AW/46度、GW/51度、SW/56度
『MAVRIK アイアン』は、上手に出来ていると感心するポイントがたくさんあります。まず見た目ですが、詰め込みすぎて、厚みを感じるのですが、フェースの形状やトップエッジのラインなどで解消しているのです。アドレスすると、フェースが浮いて見える違和感は、一度打ってしまえば、ぼてっとした鈍さは消えてしまうと思います。
ぶっ飛び系のアイアンです。使い古されて来つつありますが、ショートアイアンで1番手、ミドルアイアンは2番手は確実飛びます。『MAVRIK アイアン』が凄いのは、ボールの高さです。超をつけても良いぐらいの高弾道です。この高さで、ロフト並みの飛距離が出るのは、不思議な経験でした。
ストレートに飛ぼうとします。曲げにくいアイアンです。そして、もう一つの特徴ですが、芯を外したときに飛距離が落ちないことに驚きました。未経験だと唸ったほど、飛距離は驚異的に落ちません。飛んで簡単なアイアンが欲しいゴルファーに『MAVRIK アイアン』がオススメです。
一つだけ注意が必要なのは、トウ側に芯を外したときです。キャリーは数ヤードしか落ちませんが、転がりがかなり増すのです。番手によっては、10ヤード近く転がります。これは、強いて飛ばすときに利用することも出来ますが、ウッド系のクラブのようで驚きました。
『MAVRIK アイアン』は、芯に当たるとしっかりとスピンもかかります。個人的には、それよりも、芯に当たったときの打ち応えに衝撃を受けました。抜けるような芯感があります。純水のような澄んだ打音。深いキャビティーバックのアイアンで、かつ、中空アイアンのような構造で、ここまでの打感を感じたことはありませんでした。この部分だけでも、『MAVRIK アイアン』は欲しくなるアイアンでした。
ちなみに、『MAVRIK アイアン』での最初のラウンドで、僕のスコアはアンダーでした。アイアンの試打でアンダーが出ることは基本的にはないことです。グリーンに乗せることには苦しまなくとも、ピンに絡んでいくような距離感までは出ないものだからです。スケジュールの関係で1ラウンドで返却しましたが、もう数ラウンド打ちたいと思ったアイアンでした。
『MAVRIK アイアン』は、ゴルファーのおもちゃのようなアイアンです。キャロウェイは2019年から次々と素晴らしいアイアンを市場に出してきましたが、『MAVRIK アイアン』は更に凄いと思わせるアイアンでした。無邪気に、熱中して遊ぶようにして、使いこなせたら『MAVRIK アイアン』はゴルファーに魔法をかけてくれるような気がします。
<試打スペック>
ヘッド 17-4 ステンレス
フェース 17-4 ステンレス / FLASH フェースカップ(#5〜#9)、17-4 ステンレス/フェースプレート(PW、AW、GW、SW)
シャフト N.S.PRO ZELOS 7 (S)
ロフト #5/21度、#6/24度、#7/27度、#8/31.5度、#9/36度、PW/41度、AW/46度、GW/51度、SW/56度
『MAVRIK アイアン』は、上手に出来ていると感心するポイントがたくさんあります。まず見た目ですが、詰め込みすぎて、厚みを感じるのですが、フェースの形状やトップエッジのラインなどで解消しているのです。アドレスすると、フェースが浮いて見える違和感は、一度打ってしまえば、ぼてっとした鈍さは消えてしまうと思います。
ぶっ飛び系のアイアンです。使い古されて来つつありますが、ショートアイアンで1番手、ミドルアイアンは2番手は確実飛びます。『MAVRIK アイアン』が凄いのは、ボールの高さです。超をつけても良いぐらいの高弾道です。この高さで、ロフト並みの飛距離が出るのは、不思議な経験でした。
ストレートに飛ぼうとします。曲げにくいアイアンです。そして、もう一つの特徴ですが、芯を外したときに飛距離が落ちないことに驚きました。未経験だと唸ったほど、飛距離は驚異的に落ちません。飛んで簡単なアイアンが欲しいゴルファーに『MAVRIK アイアン』がオススメです。
一つだけ注意が必要なのは、トウ側に芯を外したときです。キャリーは数ヤードしか落ちませんが、転がりがかなり増すのです。番手によっては、10ヤード近く転がります。これは、強いて飛ばすときに利用することも出来ますが、ウッド系のクラブのようで驚きました。
『MAVRIK アイアン』は、芯に当たるとしっかりとスピンもかかります。個人的には、それよりも、芯に当たったときの打ち応えに衝撃を受けました。抜けるような芯感があります。純水のような澄んだ打音。深いキャビティーバックのアイアンで、かつ、中空アイアンのような構造で、ここまでの打感を感じたことはありませんでした。この部分だけでも、『MAVRIK アイアン』は欲しくなるアイアンでした。
ちなみに、『MAVRIK アイアン』での最初のラウンドで、僕のスコアはアンダーでした。アイアンの試打でアンダーが出ることは基本的にはないことです。グリーンに乗せることには苦しまなくとも、ピンに絡んでいくような距離感までは出ないものだからです。スケジュールの関係で1ラウンドで返却しましたが、もう数ラウンド打ちたいと思ったアイアンでした。
『MAVRIK アイアン』は、ゴルファーのおもちゃのようなアイアンです。キャロウェイは2019年から次々と素晴らしいアイアンを市場に出してきましたが、『MAVRIK アイアン』は更に凄いと思わせるアイアンでした。無邪気に、熱中して遊ぶようにして、使いこなせたら『MAVRIK アイアン』はゴルファーに魔法をかけてくれるような気がします。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。