キャロウェイの『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年3月20日 08時00分
「ランで稼ぐドライバーとしても『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』はスゴい!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』のお話です。
<試打スペック>
ヘ ッ ド/8-1-1 チタンボディ+トライアクシャル・カーボンクラウン+スクリューウェイト約5g+バック約14g
ヘッド体積/450
フェース /鍛造 FS2S チタン、FLASH フェース SS20
シャフト /Tour AD XC-6(S)
ロ フ ト/9.0度
長 さ/45.5インチ
ラ イ 角/56度
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』のロフト9.0度は、強烈な絶壁感があります。フェースが垂直で、ロフト0度のように見えるからです。
アドレスビューがきれいで、ヘッドのシェイプを見る範囲では小さいヘッドには見えません。ヘッドの形状は、一切の違和感がありません。狙い所に、ピタッと構えられるドライバーです。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』の打音は金属系の締まった音質ですが、少し湿った単音です。残響は最小限で、音量はやや控えめです。打音だけで、自分のレベルが上がったと思ってしまうほど、きれいで上品な打音です。難しそうな見た目とは裏腹に、9.0度のロフトなりの打ち出しで、中弾道の棒球が出ます。思ったよりも浮力はあります。最小限という範囲ですが、これは高感触でした。
コースでは、何球打ってもストレートにしか飛ばなくて、驚かされました。ややフェードや、ややドローを狙っても、スコーンとストレートに飛んでいくのです。ただ、一定の範囲を超えた大きなドローや大きなフェードは、急に敏感になって大きく曲がります。暴れ球になってしまう感じですので、注意が必要です。
棒球を打ちたくて、ストレート系のボールが好きなゴルファーに『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』はオススメします。理想的なランが出ます。1ラウンド平均で235ヤード飛びました。そして、全くミスが出ませんでした。強力な安定感を感じました。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』が求めるヘッドスピードの速さは、45m/秒以上のように感じましたが、テクニカルな部分で自信があるゴルファーならヘッドスピード40m/秒でも使えます。とにかく転がってランで距離を稼ぐドライバーショットを、自分が繰り返し打てるようになるとは思いませんでしたが、ちょっと邪道な使用法かもしれません。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』は、特別です。ただ難しいだけではなく、変にやさしすぎることでもなく、飛距離性能や直進性能が前面に出るドライバーです。怖いもの見たさというゴルファーにも、興味津々なゴルファーにも、試して欲しいです。
<試打スペック>
ヘ ッ ド/8-1-1 チタンボディ+トライアクシャル・カーボンクラウン+スクリューウェイト約5g+バック約14g
ヘッド体積/450
フェース /鍛造 FS2S チタン、FLASH フェース SS20
シャフト /Tour AD XC-6(S)
ロ フ ト/9.0度
長 さ/45.5インチ
ラ イ 角/56度
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』のロフト9.0度は、強烈な絶壁感があります。フェースが垂直で、ロフト0度のように見えるからです。
アドレスビューがきれいで、ヘッドのシェイプを見る範囲では小さいヘッドには見えません。ヘッドの形状は、一切の違和感がありません。狙い所に、ピタッと構えられるドライバーです。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』の打音は金属系の締まった音質ですが、少し湿った単音です。残響は最小限で、音量はやや控えめです。打音だけで、自分のレベルが上がったと思ってしまうほど、きれいで上品な打音です。難しそうな見た目とは裏腹に、9.0度のロフトなりの打ち出しで、中弾道の棒球が出ます。思ったよりも浮力はあります。最小限という範囲ですが、これは高感触でした。
コースでは、何球打ってもストレートにしか飛ばなくて、驚かされました。ややフェードや、ややドローを狙っても、スコーンとストレートに飛んでいくのです。ただ、一定の範囲を超えた大きなドローや大きなフェードは、急に敏感になって大きく曲がります。暴れ球になってしまう感じですので、注意が必要です。
棒球を打ちたくて、ストレート系のボールが好きなゴルファーに『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』はオススメします。理想的なランが出ます。1ラウンド平均で235ヤード飛びました。そして、全くミスが出ませんでした。強力な安定感を感じました。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』が求めるヘッドスピードの速さは、45m/秒以上のように感じましたが、テクニカルな部分で自信があるゴルファーならヘッドスピード40m/秒でも使えます。とにかく転がってランで距離を稼ぐドライバーショットを、自分が繰り返し打てるようになるとは思いませんでしたが、ちょっと邪道な使用法かもしれません。
『MAVRIK SUB ZERO ドライバー』は、特別です。ただ難しいだけではなく、変にやさしすぎることでもなく、飛距離性能や直進性能が前面に出るドライバーです。怖いもの見たさというゴルファーにも、興味津々なゴルファーにも、試して欲しいです。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。